電通が幽霊法人トップに1000万円を“還流”の疑い!
(文春オンライン)
【転載開始】
■<スクープ速報>文書入手・実名証言
電通が幽霊法人トップに1000万円を
“還流”の疑い 2020 年 7 月 02 日
「週刊文春」5月28日発売号が報じた、
持続化給付金事業を電通の“幽霊法人”で
ある一般社団法人
「サービスデザイン推進協議会(以下、
サ協)」が受託していた問題。
これまで、社団法人であるサ協は利益を
出すための法人ではなく、代表理事も
無給と説明してきたが、電通が設立時の
代表理事に対し、「サ協案件」等の名目
で約1000万円を支払っていたことが、
「週刊文春」の取材でわかった。
この代表理事は、赤池学氏。
サ協設立時から2年にわたり代表理事を
務め、株式会社ユニバーサルデザイン
総合研究所(UDI)所長も務めている。
電通関係者が証言する。
「赤池氏は一般社団法人『環境共創イニ
シアチブ』(SII)の代表理事も務めて
いますが、このSIIとサ協に関する報酬
を電通が肩代わりする形で、赤池氏側に
年間1千万円ほどの支払いをしていまし
た。民間同士の契約にすることで、国の
事業に義務付けられる審査の目から逃れ
られる。外部からのチェックが 不可能
な“裏金”といえます」
赤池氏が所長を務めるUDIの代表取締役
CEOの竹腰稔氏が、「週刊文春」の取材に
応じ、実名で次のように証言する。
「弊社において、取材があっても『何も
知らない』で押し通すという指示が通達さ
れましたが、包み隠さず話すべきだと思っ
たのです。サ協代表理事が『無償だった』
という説明は正しくありません。弊社から
電通に提出された過去の精算見積書を見る
と、実際に報酬が支払われていたことが
分かります」
竹腰氏が示した2枚の見積書の件名は
〈国プロジェクト事業開発〉。
2017年9月30日付と2018年3月7日付の
半年分ずつで、どちらも金額は
〈¥5,400,000〉、一枚目の項目欄には
以下のように並んでいる。
〈サービスデザイン推進協議会案件
(ビジネスクリエーションセンター:
平川健司様)4/26, 4/27, 6/15〉
〈環境共創イニシアチブ案件〉
支払い名目は
〈国プロジェクト事業開発 アドバイザリ
ーフィー〉となっており、
サ協が受注している国の事業に関して、
代表理事の赤池氏に報酬が支払われていた
ことが読み取れる。
2017年当時、サ協は経産省から
「おもてなし規格認証事業」(4680万円)
や「IT導入支援事業」(約100憶円)と
いった民間委託事業を請け負っていた。
日付はミーティングが実施された日、
ビジネスクリエーションセンターは、
サ協業務執行理事である平川氏が当時所属
していた電通の部署である。
サ協とSIIは、共に国から巨額の事業を
受注し、その多くが電通に再委託された
ことで、「中抜き」や「丸投げ」との批判
を浴びている。
赤池氏を直撃すると、
「支払いは間違いなく貰っていますが、そこ
に協議会の費目が入っていたかどうか分から
ない。愛知万博とかでは、もっとすごい額を
請求していますよ。電通が見積書の内容を
決めていましたから、そちらを取材してくだ
さい」と答えた。
1000万円の支払いを裏付ける“請求書”
電通に質問状を送ったが回答はなかった。
これまで、電通や経産省は
「サ協が受託することによる不当な利益は
生じない」と繰り返し強調。
サ協やUDIも、これまで
「代表理事の対価は無報酬」とカネの流れ
を否定してきた。
巨額の公費を受注した社団法人のトップに、
再委託を受けた電通が約1000万円を支払った
疑いが浮上したことで、国から受託した事業
の収益が還流している疑惑が浮上した。
また、持続化給付金事業でもこうした
〈アドバイザリーフィー〉が発生していない
のか、電通や経産省の説明が求められること
になりそうだ。
7月2日(木)発売の「週刊文春」では、
サ協が開いた6月8日の会見における設立時
の経産省の関与を否定するやり取りが
“やらせ”だったことを示すメールや、
「前田ハウス」の癒着疑惑が浮上した
前田泰宏・中小企業庁長官を守ろうとする
新たな内部資料などについても詳報する。
【転載終了】
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電通は、現在も将来もその巨体を
維持していくだけの事業収入が期待
出来ないのでしょう。
テレビを見ない世代が増えてきて、
テレビCMを発注する企業が減少し
てきています。
芸能人の政治批判はタブーでした
が、政治批判を抑えるための圧力を
かけていた電通の神通力弱まったか
らでしょうか、芸能人の政治批判が
目立つようになってきています。
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