東京は「差別の都」なのかと思った・・・!?
二極化・格差社会の真相
【転載開始】
■都知事選の結果を見て、東京は
「差別の都」なのかと思った
公開日:2020/07/08
「あしたのジョー」の漫画家・
ちばてつやさんが、3年前、私の取材に、
こんな話をしてくれたことを思い出す。
「日本は今、ゆっくりとした大きな
渦の淵にいる。その渦に巻き込まれる
かどうかの境目だと思う」
(「アエラ」2017年5月29日号)
私たちはすでに渦の真ん中にいるのか
もしれない。
小池百合子氏が5日の東京都知事選で
再選された。
次点の宇都宮健児氏に得票率で4倍以上
の大差をつける圧勝だった。
小池氏は嘘ばかりついてきた。
豊洲新市場で石原慎太郎・元知事の、
東京五輪の会場問題では森喜朗・大会組織
委会長の不正をただすポーズで、いつの
間にか既定路線まっしぐら。
新型コロナ禍の徹底した政治利用について
は繰り返すまでもない。
5月末には、ノンフィクション
作家・石井妙子氏の「女帝 小池百合子」
(文芸春秋)が出版され、
自称“カイロ大学首席卒業”のまやかしや、
その人間性を疑わせる実話がつまびらか
にもされている。
阪神・淡路大震災の翌年、陳情に訪れた
地元の被災女性らに対する態度が凄まじい。
一度も顔を上げずに、
「もうマニキュア、塗り終わったから帰って
くれます? 私、選挙区変わったし」と言い
放ったとか。
それでも、今回の選挙結果なのである。
1995年の青島幸男都知事誕生以来、
暗黒であり続ける東京都政。
なかんずく、人間というものの根源的な禍々
しさを見せつけられている感覚を伴う石原、
小池の両都政は異常だ。
彼らに際立つ共通項は「差別」である。
小池氏は過去四十数年も挙行されてきた
関東大震災の際に虐殺された朝鮮人犠牲者
らの追悼式典への追悼文を2017年に
取りやめた。
と同時に始まった右翼団体による同日同時刻
の同じ都立横網町公園でのヘイト集会に批判
が集まると、今度は両者を同列視。
式典の実行委による会場の占有許可申請に
条件をつけ、従えなければ不許可でも
「異存ない」とする誓約書を書くよう求めて
もいる。式典そのものを潰す気である。
今回の選挙では、あの「在特会」の元会長
で、ヘイトスピーチの常習犯である桜井誠氏
が18万近くもの票を得、あろうことか5位
に食い込んだ。
東京とは差別の都なのだろうか。
もっとも、それもこれも選挙が公正に実施
されたという前提での話だ。
会議の議事録は残さない、統計も公文書も偽造
か改ざんされるのが当たり前の国で、選挙だけ
が公正に行われていると考えるほうがおかしい
気もする。
生きていられる間に、せめて一筋の光を見たい。
【転載終了】
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今回の選挙は不思議な選挙でしたね。
桜井誠氏の17万票もそうですが、
立花隆氏が4万票、
そして、さほど東京では知名度のない
小野泰輔氏が61万票も入っています。
東京というところは、しがらみがない
から不思議な票の動きがあるのかなとも
思ったりもします?
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