コロナ3カ月で抗体減 集団免疫とワクチンは・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ3カ月で抗体減 集団免疫と
ワクチンは“風前の灯火”か
公開日:2020/07/09
新型コロナの抗体は3カ月しかもたない―。
こんな研究結果が明らかになった。
スペイン保健省が発表した。
スペイン保健省は、同国の7万人を対象
に3カ月にわたって3回の抗体検査を行った。
1回目の抗体検査で陽性、つまり体に抗体が
できていた被験者のうち14%は3回目で
陰性となった。
抗体は3カ月で減少することが判明したのだ。
中国の重慶医科大学などの研究チームも
6月半ば、同様の論文を発表している。
それによると、感染後3~4週間経つと
80%の人から抗体が確認された。
しかし、いったん抗体が検出された人でも、
退院から2カ月後には、症状があった人の
96・8%、無症状の人の93・3%は、
抗体が減少していた。
このことから
「コロナ抗体は2、3カ月で激減する」と
報じられた。
新型コロナについては、当初から 「集団免疫」
が期待されてきた。
国民の60%が感染して抗体ができれば、
ウイルス感染を無力化できるという考え方だ。
スウェーデンなどは集団免疫戦略を取り続け、
現在、6%までこぎ着けている。
「今回の結果は重大な意味を持っています」
とはハーバード大学院卒で医学博士・作家の
左門新氏(元WHO専門委員)だ。
「スウェーデンだけでなく、日本の一部の
医師からも集団免疫を期待する声が上がって
いました。しかし免疫効果が3カ月しかもた
ないとなると、はかない夢が打ち砕かれたこ
とになります。抗体が3カ月で消える感染症
は、これまで人間の生活の中にほとんどあり
ませんでした」
■医師や看護師などの負担も増大
もっと深刻な問題がある。ワクチン接種だ。
現在、日本を含む世界中で100種類以上の
ワクチンの候補が研究途上にある。
だがワクチンも3カ月で効き目を失うかもしれ
ないのだ。
「通常のインフルエンザのワクチンは1回
注射すると約6カ月間、効果が持続します。
10月に接種すれば翌年の4月まで効くので
す。しかし新型コロナは抗体が3カ月しかも
たないとすると、たとえば、10月にワクチ
ン接種を受けたら、1月に2度目の接種を受け
なければならない可能性が出てきます。費用の
負担が増えるし、1度は受けたけど 2度目は
面倒くさいという人も出てくるで しょう。
医師や看護師などの負担も4倍にな るので現場
が混乱しかねません。ワクチンが 予防接種に
有効かという疑問の声も上がりそ うです」
(左門新氏)
新型コロナは夏になっても消えない。
抗体の効き目が3カ月ならば、年間に4回も
接種する必要が出てくる。
ワクチンが完成しても効果が半減とは絶望的。
本当に新型コロナは厄介だ。
【転載終了】
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抗体が減少してしまうことは、
数か国の合同チームも研究報告
をしており、各国で何例かある
再感染は抗体の減少によるもの
かもしれないですね。
WHOも可能性を認識してい
る様ですから。
このような様々報告を見ると、
日本政府と厚労省の認識の甘さ
と世界との乖離を感じますね。
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