首相の“逃亡”に都医師会長激怒 ・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■首相の“逃亡”に都医師会長激怒 

  野党も臨時国会召集要求へ 

 公開日:2020/07/31  


 新型コロナウイルスの感染拡大が止ま 

らない。 

東京都では30日、過去最多の367人 

の新規感染者が確認された。 

31日はさらに更新し、463人という 

こともすでに分かっている。 


 もはや待ったなしの状況だが、 

「今が最後のチャンス」と危機感をあら 

わにし、政府に「今すぐ国会を開け!」 

とブチ切れたのが、東京都医師会の 

尾崎治夫会長だ。 

コロナ対策の前線に立つ医師からの異例 

の“物言い”。 安倍首相はこれ以上、

逃げるのは無理だ。  


 ◇  ◇  ◇  


 30日、緊急会見に臨んだ尾崎会長は、 

「新型コロナウイルス感染症の今後の対応」

 として、

 「エピセンター(感染の震源地)に対する 

施策」や「PCR検査の拡充」など5項目 

を掲示。 

都内のPCR検査拠点を8~9月に、 

1400カ所に拡充すると表明した。 


 さらに、エピセンター対策については、 

「このまま休業を『お願い』する形では、 

日本全体が感染の火だるまに陥っていく」 

と問題視し、 

「法的拘束力を持った補償を伴う休業要請を、

限定地域で期間(14日程度)を定め て行う

べき」と発言。 

休業要請に拘束力を持たせるため、 

新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正

の必要性にまで、はっきりと言及した。


  終始厳しい表情だった尾崎会長が会見終盤

に掲げたフリップは、 

〈良識ある国会議員の皆さん〉と題され、 

〈コロナウイルスに夏休みはありません。

 一刻も早く国会を開いて、国が出来ること、 

しなければいけない事、国民に示し、国民 

を安心させてください〉と記されていた。


 ■野党4党は臨時国会召集の要求で合意 


 これに、SNSでは 

〈安倍晋三さん、逃げないで出てきて下さい〉

 〈これでも安倍政権は国会を開かないのか?〉 

といった声が続出。 

立憲民主党など野党4党の党首も30日、

 憲法53条に基づき臨時国会召集を要求 

することで合意。 

31日、衆院議長を通じて政府に求めた。  


 そもそも、通常国会は野党の会期延長 

要求を与党が拒否して閉会。 

週1回の閉会中審査でお茶を濁し、 

安倍首相も 

「求められれば説明責任を果たす」と

 言っていたのに、結局、予算委にすら

 出てこなかった。 

この間、「Go To トラベル」

 「ワーケーション」など愚策を打ち出し 

続け、ロクな対策をとってこなかった 

うえに、安倍首相は1カ月半近く国会 出席

から逃げ続けてきたわけだ。 

現場の医師から“国会を開け”とお叱りを受け

てなお、逃げ続けることができ るのか。 


 高千穂大教授の五野井郁夫氏 (国際政治学)

はこう言う。

 「与党は2017年にも、野党から憲法 

53条に基づく国会の開会要求を受けま 

したが、徹底的に無視しました。ところ 

が、この憲法53条による国会開会要求 

を巡っては、那覇地裁が今年6月、 

『内閣には国会召集義務がある』と判決 

を出した。そこに今回、さらに医師会の 

要求が重なったわけです。中身は『検査 

体制の拡充』『休業要請と補償』と、 

先進国が取っているコロナ対策と同様で、 

まっとうなものだと思います。これを 

無視するようでは、国民の命の軽視とみ 

られても仕方ありません。政権トップの 

安倍首相自ら、国会を開き説明すべきで 

す」 


  説明責任を果たせないなら、退陣して 

もらうしかない。 


 【転載終了】 

 ************************** 

 

 兎に角、国会を開催して対策を打ち 

出さないと、感染経路不明がほとんど 

なので歯止めが効かなくなります。

 

0コメント

  • 1000 / 1000