東京「8月医療崩壊」の恐怖・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■東京「8月医療崩壊」の恐怖・・・
感染拡大でも3週間病床増えず
公開日:2020/08/01
31日の東京都内の新型コロナウイルス
の新規感染者は初めて400人を突破し、
463人と2日連続で過去最多を更新した。
小池都知事は「昨日の367人からポーン
と100人増えました」と言ってのけたが、
心配なのが病床だ。
病床の方は、ポーンと増えるどころか、
小池が指示した確保目標に届かない状況が
ずーっと続いている。
◇ ◇ ◇
都知事選直後の先月7日、小池はコロナ
病床について、同13日までに1000床
から2800床に増やすよう指示している。
ところが、同15日時点で1500床にとど
まり、同22日になっても「重症用100床、
中等症用が2300床、合わせて2400床
を確保いただいております」と、まだ予定に
400床足りない状態。
30日のモニタリング会議後の会見では
「現在、合わせますと2400床を確保いた
だいております」と、先月22日から1床も
増えていないことを白状した。
病床増を指示してから3週間たっても、
目標をクリアできていない。
行き詰まっているのか――。
都は「2400床から増やしていますが、
発表はまだしていません。それに、一気
に2800床まで増やすわけではない。
現在は入院者に対して、病床に余裕があ
るので、様子を見ながら増やしていきます」
(感染症対策課)とサラリと答えた。
しかし、今の感染拡大の勢いなら、
2400床はあっと言う間に埋まる恐れが ある。
1日当たりの新規感染者は、6月後半は
50~60人だったが、7月になって、
100人、200人、300人と増えてい き、
31日ついに400人を超えた。
わずか1カ月で50人から400人である。
その分、入院者数も7月1日の280人か ら
1197人へと917人も増えている。
実に4倍である。
■民間や大学病院のでは確保難航
ある都庁関係者は「もし、目標の2800床
のメドがついているのなら、すぐに発表するは
ずです。都民が安心しますからね。実際は、都
がコントロールできる都立や公社病院は確保で
きても、民間や大学病院の病床確保は難航して
いるようです」と漏らした。
民間病院が協力に二の足を踏むのも当然だ。
日本病院会などの調査によると、コロナ患者
を受け入れた都内の37病院のうち、9割の
33病院が4月に赤字だったからだ。
コロナ患者を受け入れると赤字になってしま
うのだ。
西武学園医学技術専門学校東京校校長の
中原英臣氏(感染症学)が言う。
「赤字の現実を目の当たりにして、病院がコロナ
患者の受け入れに難色を示すのは当然でしょう。
本来は、コロナ患者を受け入れても、損をしない
ように国が補償をすべきなのです。コロナ対策に
確保している予備費の10兆円のごくごく一部を
充てればできる話です。都も病床確保などで困っ
ているのなら、国に頭を下げて泣きつけばいい。
この際、小池知事はメンツや好き嫌いを排して、
都民のために行動してほしい」
今月、病院に入院できない患者があふれかね
ない。
【転載終了】
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非常事態宣言を考えている所はどこも
同じなのでしょうね。
>・・・都も病床確保などで困っている
のなら、国に頭を下げて泣きつけばいい。
この際、小池知事はメンツや好き嫌い
を排して、都民のために行動してほし
い」
これは、安倍首相に言う言葉ですよ。
都道府県が困っているのは、国が何も
しないからです。
しかも、こんな時に「GOTO」などと感染
を拡大するような政策を前倒しして実施
してしまうからです。
こんな政権に何を言っても無駄です。
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