コロナ無症状でも心臓に炎症・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■コロナ無症状でも心臓に炎症・・・

 重篤化の危険性を専門家指摘 

 公開日:2020/08/01  


 新型コロナウイルス感染が拡大 

する中、ショッキングな研究結果 

だ。 

問題の研究論文が発表されたのは、 

米国医師会が発行する 

「米国医師会雑誌」(JAMA)。

 ナント、無症状の患者でも心臓に

 ダメージを負っている可能性がある

ことが判明したのだ。 


 ドイツの研究グループが 新型コロナ

感染による心臓への 影響を調べるため、

感染から回復 した男女100人

(平均年齢49歳) の心臓のMRI画像

を分析した。 

67人は自宅で回復、残り33人 は入院

療を要した元コロナ患者。 

感染の有無を調べた検査から64~92日

経った後、ランダムに 選ばれたという。 


 論文によると、100人のうち 78人の

心臓に何らかの異常が発覚。 

また、60人の心筋に進行中の炎症 が認め

られた。 

こうした症状は、感染前の体の状態や重症度、

症状の経過とは無関係 だったというから驚き

だ。 


 ■重篤化の可能性  


 極め付きは、100人のうち18人が無症状者

だったこと。 

つまり、無症状であっても、心臓に炎症などの

ダメージを負っている可能性があるのだ。  


 ハーバード大学院卒で医学博士・ 作家の

左門新氏(元WHO専門委員) は論文を読ん

だ上でこう解説する。 

「心筋炎は風邪やインフルエンザなど、多くの

ウイルス感染でも確認されてい ます。ウイルス

心臓にダメージを 与えること自体は、あまり

不思議では ありません。しかし、心臓に異常を 

生じた人の割合が極めて高いのは驚き です。

論文は、ダメージが心筋細胞 の周りにある『間質』

、いわば皮下 組織に及んでいると指摘しています。

 通常の心筋炎の発生とは違うメカニ ズムが働い

ているのではないか」 


 さらに、新型コロナ感染による症状 が落ち着い

ても、回復したとは言い 切れないという。 


 「一見回復したと見える人の体内で 何らかの

異変が生じているということ は、“治った”後も

診察をし続けなけれ ばならないということです。

しかも、 心臓に確認された異常のうち、左心室 

の不全につながる、後から重篤化しそ うな所見

もあります。こうした結果を 科学的事実として

裏付けるために、 更なる研究が待たれます」

 (左門新氏) 


 死亡したコロナ患者の心臓組織を 調べた別の

研究では、6割の検体の 心筋にウイルス感染の

形跡が認めら れたという。 


  無症状だから大丈夫――。 

人類の“敵”はそんなに甘くはない。 


 【転載終了】

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 いつも思うのですが、研究情報は 

いつも海外からです。 


  日本国内から発信される研究情報 

がほとんどないですよね? 


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