政府の中途半端な方針が生んだ感染爆発!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■他国と何が違う?
政府の中途半端な方針が生んだ感染爆発
公開日:2020/08/06
東京463人、大阪216人、
愛知193人、沖縄65人――。
7月31日、全国で1571人が新たに
新型コロナウイルスの感染が確認され、
国内感染者は急拡大を続けている。
過去最多を更新する数字に実は疑問を
感じている国民は多いのではないだろ
うか。
「アジアで韓国、台湾、タイなど感染
収束に向かい、新型ウイルスの発生源と
なった中国でも新たな感染を抑え込んで
いるのになぜ日本では抑え込むことが
出来ないのか」という疑問の声だ。
実際、7月15日から31日までの
各国感染者数の推移を見ると、
韓国754人、台湾16人、タイ83人、
そして新型ウイルスの発信源だった中国
は2263人が増えた。
一方、日本はこの間の感染者は
1万4662人。 重症者も7月半ばか
ら増加してきているのだ。
7月30日、東京都医師会の尾崎治夫会長
は記者会見で
「このままでは日本全体が火だるまに陥る」
と危機感を訴えた。
そして 「今が感染拡大を抑える最後のチャンス」
と (新型インフルエンザ等対策)特別措置法
改正のため国会開催を要請した。
なぜ日本はアジアの他国に比べ感染爆発が
止まらないのか、医療ガバナンス研究所 の
上昌広理事長が他国の例を挙げ説明する。
「韓国は首都圏でのクラスター発生で、濃厚
接触者や感染者の周辺の人々を徹底的なロー
ラー作戦でPCR検査を行い、感染者をあぶ
り出して隔離し抑え込みました。中国は北京
のクラスターでは2000万人の人口のうち
800万人のPCR検査で陽性を確認した
400人を隔離してその後の感染を抑えてい
ます」
そして、日本の場合についてこう言う。
「日本ではクラスターがあっても濃厚接触
者以外PCR検査は実施していません。専門
家会議が『無症状の人に検査をしても意味が
ない』ということを言い、希望者もよほど
具合が悪くなければ受けられなかった。感染
症法に基づけば検査は濃厚接触者に限られま
す。しかしこれがいまの大炎上につながるん
です」
先の東京都医師会尾崎会長が訴える法改正
が急がれることが、改めて指摘されるのだ。
また、日本は韓国、台湾などに比べ当初から
政府の戦略が見えない、というのが専門家
メンバーに近い関係者だ。
「台湾は中国・武漢で感染が報告された
昨年11月には政府が戦略を立て、今年の
1月から入国者のPCR検査を実施、2月
初めには中国からの入国者を拒否していま
す。日本が禁止措置を取ったのは4月です
からね。感染者の隔離も、台湾ではホテル
の部屋から出ることは一切禁止。日本は
食事を取りに部屋から出る。日本は政府の
方針が中途半端で今後の戦略も具体策が
全く見えません」
日本とトランプ大統領の米国だけが、
感染収束に失敗しているという声が聞こ
えるのだが。
(ジャーナリスト・木野活明)
【転載終了】
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>「日本ではクラスターがあっても濃厚接触
者以外PCR検査は実施していません。専門
家会議が『無症状の人に検査をしても意味が
ない』ということを言い、希望者もよほど
具合が悪くなければ受けられなかった。感染
症法に基づけば検査は濃厚接触者に限られま
す。しかしこれがいまの大炎上につながるん
です」
◇ ◇ ◇
専門家会議が『無症状の人に検査をしても
意味がない』ということを言い・・・
とありますが、これは政府に都合のいいよう
に言っているだけです。
感染症法に基づけば検査は濃厚接触者に
限られます。というなら、無症状者が感染
を拡大しているのだから、感染症法を改定
して、無症状者のPCR検査をすべきと提言
するのが専門家の役割です。
それができないのはド素人としか言いよう
がありません。
日本の自民党政治は70年間このような
やり方で来ています。
今の日本が三流国家と言われる所以ですし、
現在では発展途上国以下とも言われています。
情報がない日本国民の弱点です。
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