機材も人材も日本は圧倒的に不足 !

 日本でPCR検査が増えない謎を追う


 【転載開始】


 ■機材も人材も日本は圧倒的に不足 

 クラスター潰しが精一杯 

 公開日:2020/08/09  


 防疫はスピードだといわれる。 

ところが日本はすべてがスローだった。 

なぜスピードを上げられなかったのだ 

ろうか?  


 韓国のケースでも述べたが、日本は

 水際対策に失敗したのだから、すぐさ 

まPCR検査を増やして感染者を捕捉 

していくべきだったが、日本がとった 

のは独特な方法だった。 

それは、ごく一部のスーパースプレッダー 

と呼ばれる感染力の強い感染者が複数の 

人に感染を広げ、新たなクラスターが 

形成されるケースが多いから、接触者の 

追跡を厳格にしてクラスターの発生を 

防げばいい。 

そうすれば、ロックダウンなどしなくて 

も感染拡大は抑えられるという考え方だ。  


 科学的に導き出した知見かどうかは 

不明だが、この方法なら、高齢者施設や 

病院など、クラスターになりそうなとこ 

ろに検査能力を集中させればいいのだか 

ら、PCR検査不足を補うにはまさしく 

ベストだった。 


  当時、PCR検査数が少なかった理由 

について、いろいろと言われた。


 ①諸外国と比べても陽性率は相対的に低い 

 (検査を増やせば普通は陽性率が低くな 

 るのに、実際は検査数が多い米国は17% 

 だったのに日本は5%だった)

 ②検査を増やさなくても実態は把握できて 

 いる 

③検査を増やしたら偽陰性の人が安心して 

 歩き回って感染を広げる――などである。 


  だが、むしろ、やりたくてもできなかった

 というのが実態ではなかっただろうか。 


 その理由はいくつかある。 

例えば、日本にあった検査機器が古くて、 

検査数を増やしても対応できなかったこと 

や、厚労省が公立および公的病院の統廃合 

を進めてきて、新型コロナウイルスがなけ 

れば2020年秋までにかなりの数を削減 

する計画だったように、ベッド数に不安が

 あったことである。

 しかし、それ以上に大きいのは、経験や 

知識のある専門的な人材が不足していた 

ことだろう。 


 検体の採取といっても、どの医療機関でも 

できるわけではない。 

臨床検査技師のように専門的な知識のある 

人材が必要だが、日本では公衆衛生の予算を 

削ってきたから人気がなく、数はきわめて 

少ない。 

韓国では公衆保険医が自宅を訪れて検体を 

採取したというが、日本で公衆保険医に相当 

するのが保健所の医師(公衆衛生医師)だ。 

これもなり手が少なく、年々減り続けて今で 

は700人ほどにすぎない。 


 日本は医療先進国と言われ、そう信じて 

いる国民がほとんどだろうが、こと公衆衛生 

に関しては後進国というのが正解なのである。 

それを隠していることが問題なのではないだ 

ろうか。 


 【転載終了】

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 私は、個人的に政治家と官僚の質が 

落ちたからだと思っています。 


 特に政治は三世議員になって格段と 

質の低下が顕著だと思います。 

その象徴が安倍晋三氏のような気がし 

ます。 


  官僚も「日本の平壌大学」と世界か

 ら揶揄されるほどになってます。 


 この三世議員や「日本の平壌大学」

 世代が「病床数」「化学」「公衆衛生」 

などの予算を削ってきたのではないで

しょうか。 


  全て、日本の競争力の低下に繋がって 

きているのではないでしょうかね。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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