北半球で日本だけコロナ終息せず・・・
Business Journal
上昌広「絶望の医療 希望の医療」
【転載開始】
■北半球で日本だけコロナ終息せず・・・
世界と真逆の対策で第二波招いた
“感染症ムラ”の病巣2020.08.09
※PCR検査部分を抜粋。
新型コロナウイルス(以下、コロナ)の
第二波が拡大している。
私は、第二波は
「厚労省と専門家による 人災」の側面が
強いと考えている。
「Go Toキャンペーン」を強行したこと
に 対して、西村康稔・コロナ担当大臣
への 批判が強いが、彼がコロナ封じ込め
の 陣頭指揮に立っているわけではない。
責任を負うべきは、感染対策を仕切った
厚労省および専門家によって構成される
「感染症ムラ」の面々だ。
世界の常識と乖離した独自策にこだわり、
被害を拡大させた。
そこには責任回避や 利権も絡む。
実は、この光景は2009年の
新型イン フルエンザ(インフル)と重な
る。
本稿では、11年が経過しても、まったく
変わらない日本の感染症対策のガバナン
スの欠如をご紹介したい。
■PCR検査抑制が元凶
特記すべきは、日本の現状の特異性だ。
マスコミは世界各地で感染が拡大している
ように報じるが、実はそうではない。
真夏の北半球で感染者が増加している
先進国は少ない。
G7では米国と日本くらいだ。
以下の図をご覧いただければ、欧米の
主要国がコロナ封じ込めに成功してい
るのがおわかりいただけるだろう。
米国でも全土で一律に感染が拡大して
いるわけではない。
拡大しているのは、カリフォルニア、
テキサス、フロリダ州などで、
カリフォルニアを除き、多くは
トランプ大統領を支持する地域だ。
ボストンやニューヨークは感染抑制に
成功している。
感染抑制に成功しているのは欧米
先進国だけではない。
お隣の中国や韓国もそうだ。
なぜ、日本と海外はこんなにも差がつい
てしまったのだろうか。
私は、PCR検査を抑制してきたためだと
考えている。
コロナ対策の中心は、
ソーシャル・ディスタンス、マスク着用、
早期診断、治療体制の整備などだが、
日本が大きく見劣りするのは、PCR検査体制
だけだ。
第一波の経験からわかったことは、コロナ
は感染しても無症状の人が多く、彼らが
周囲にうつすこと、および発症する場合でも、
潜伏期間にウイルスを排出することだ。
大きな流行の収束期には小規模な流行を
繰り返すことが知られている。
このような小規模な流行を拡大させない
こと が、第二波予防の肝だ。
各国は、感染者を早期に診断し、隔離
(自宅やホテルを含む)することに力
を入れてきた。
例えば、北京市でも第一波の収束期に、
市内の食品卸売市場「新発地市場」で
集団感染が確認された。
中国政府の動きは速かった。
6月11日以降、検査の規模を拡大し、
一日 あたり100万を越えるサンプル
を処理した。
北京市の発表によれば、7月3日までに
合計1005万9000人にPCR検査を実施し、
335人の感染が確認されている。
北京市の人口は約2000万人だから、
およそ 半数が検査を受け、
陽性率は0.003%だ。
7月4日、終息宣言が出ている。
このような対応を採ったのは中国だけ
で はない。
7月26日、ドイツのバイエルン州では
大規模農場で174人の感染が確認された。
労働者480人を自宅隔離させるだけでなく、
地元住民に無料で検査を実施している。
6月末に韓国の光州で、訪問販売会社で
起こった感染が寺院や集合住宅、高齢者
福祉施設に拡大した際には、7月16日現在、
8万3635人に検査をして、171人が診断
され、感染は終息した。陽性率は0.2%だ。
日本のやり方は対照的だった。
東京・歌舞伎町で感染拡大が確認された
後も、厚労省は濃厚接触者探しに明け
暮れ、いまだに無症状者を広く検査する
ように方針転換していない。
その間に感染は拡大してしまった。
【転載開始】
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海外の調査報告から感染の70%が
無症状者からの感染だったという事
を知り、微力ながらドライブ方式の
PCR検査で無症状者を炙りださない
と収束は不可能だと書いてきました。
ブロガーのほとんどが同様の考え
をアップしていると思います。
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