PCR検査は絞り込むより拡大したほうがいいに決まっている!

 日本でPCR検査が増えない謎を追う 


 【転載開始】


 ■PCR検査は絞り込むより拡大した

  ほうがいいに決まっている 

 公開日:2020/08/16  


 PCR検査を増やすことが正しい 

のかと問われると、残念ながら、 

今のところそれに答えられる科学的 

根拠がない。 

検査を増やしながら感染が拡大した 

国もあるし、ニューヨーク州のよう 

に感染者の死亡をゼロにしたところ 

もあるが、それがPCR検査とどう 

関係あるのかがよくわからないから 

である。  


 現在の日本は“第2波”に見舞われて 

いる状況だが、同じようにオーストラ 

リアも第2波に見舞われたのに、 

すぐ隣のニュージーランドは第1波を 

抑え込んだままだ。 

その差はどこにあるのかというと、 

オーストラリアは日本並みに活動を制限 

しなかったのに対し、ニュージーランド 

は厳しい制限を2カ月近く継続したこと 

だ。 

ただし、どちらの国も検査数は日本より 

はるかに多い。 

検査数にかかわらず、緩やかな行動制限 

では、感染拡大を抑えられないというこ 

とだろう。 


 ただし、第2波に対してオーストラリア 

は、検査数を日本の数十倍に増やして 

感染者を隔離しているのに対し、日本は 

相変わらず少ない。 

では、検査数が少ないことに日本の国民が 

納得しているのかといえば、そうではない 

と思う。 


  新型コロナウイルスの大きな問題は、 

原発事故と同じで「敵」が見えないことで 

ある。 

私たちは、感染したら死ぬかもしれないの 

に、その敵が見えないことにおののいてい 

るのだ。 

「検査はパンデミックがどのように広がって 

いるかを知るための窓」 

(Our World in Data)と 

いう。 

私たちの不安に応えるためには検査を増やす 

べきなのである。  


 PCR検査の感度は70%ほどだから、 

偽陰性の30%は、本当は陽性なのに陰性 

だと思って感染を広げかねないという意見 

がある。 

尾身茂分科会会長に代表される見解であり、 

だから全ての人に検査を徹底しても安心は 

得られないという。 


 しかし、私たちにすれば、検査がなけれ 

ば陽性か陰性かの割合は半々なのだから、 

30%ならそれよりもはるかに低く、 

不安を抑えてくれるはずである。  


 おそらく増やさなければ、感染者が地下 

に潜ってしまい、ますます感染経路が 

わからなくなってしまうだろう。 

そうなれば、不安の再生産である。  


 世界の各国が感染防止のために、医師や 

看護師、介護士などを公費負担で検査して

 いるのに、日本がそれすらできないのは、 

感染症に対する国家の取り組みの方法を 

定めた感染症法で縛られているからだ。 

法律を変えれば済むことなのに、なぜ変え

 ないのだろう。 

PCR検査を絞りながら、あくまでも経済 

活動を広げようという、ちぐはぐな政治的 

な戦略に、全く未来が見えないのは私だけ 

だろうか。 


 【転載終了】

 *************************  


 誰が考えても、PCR検査で無症状者を 

洗い出せば、市中感染のリスクを減らす 

ことになるのは明らかでしょう。  


 特に院内感染を予防するには、文中に 

あるように、医師や看護師、介護士など 

を公費負担で検査すれば防げます。 


  9月は、「感染拡大」「倒産の拡大」 

二重苦の可能性も・・・

 

LC=相棒's のじじ~放談!

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