コロナは毎年流行か?

 MONEY VOICE


 【転載開始】


 コロナは毎年流行か。

 日本の死者「年末までに倍増」米疾病対策 

センターAIが予測 2020年8月18日 


 ■「緊急事態宣言」発令後から感染者数は 

 10倍に 


 新型コロナウイルスのパンデミックが 

止まらない。 


 世界では2,020万人が感染し、74万人 

が死亡している。 

また日本でも、1日の感染者数が1,000名 

を越える日が多く、累積の感染者数は 

4万9,000人近くに上り、死亡者数も 

1,052人になっている。 


 緊急事態宣言が発令された4月7日の 

感染者数は3,906人だったので、いまは 

この10倍になっている。 


  一方、日本では致死率やと重症化率は 

確実に低くなっている。  


 緊急事態宣言が出された4月初旬にはゆう 

に5%を越えていた致死率だが、8月12日 

現在では2.15%となっている。  


 この低下の原因はまだはっきりとは分か 

らないが、日本では新型コロナウイルスに

対する集団免疫が獲得された可能性も指摘

されている。 


 このような状況なので、新型コロナ 

ウイルスに感染しても、たいしたことに 

はならないのではないかとの漠然とした 

雰囲気が蔓延し、新型コロナウイルスに 

対する警戒感が薄らぎつつある。  


 これが原因で人々の行動が活発になり、 

感染をさらに拡大させているというのが 

現状だ。


 ■想像以上に危険?コロナウイルスに 

 関する新発見  


 しかし、そのような漠然とした安心感 

が拡大しつつあるなか、新型コロナウイ 

ルスの研究によって、新たな発見が相次い 

で発表されている。


 新型コロナウイルスの「SARS-CoV-2」

 は新種のウイルスで、まだ正体はよく 

分かっていない。 

いま中国や韓国、そしてアメリカをはじめ 

世界各国で急ピッチで研究が進み、 

日々新しい発見が発表されている。 

こうした発見の内容を見ると、実は 

新型コロナウイルスは思った以上に危険 

であることを示すものが多い。 


 たしかに新型コロナウイルスは弱毒性で、 

致死率がとても高いというわけではない。  


 だが、新型コロナウイルスの感染がもた 

らす長期的な影響が少しずつ分かってきた。 

これは予想以上に危険なウィルスだ。


 ■長期にわたる「脳」への影響 


 新型コロナウイルスの感染で注目されて

 いる発見のひとつは、脳への長期的な影響だ。 


 ミシガン大学心理学部の研究チームによる

と、新型コロナウイルスの感染は 

筋痛性脳脊髄炎や慢性疲労症候群、 

そしてギラン・バレー症候群などの脳への

長期にわたる影響を引き起こす可能性がある

という。 


  新型コロナウイルスは肺だけではなく、 

脳にも感染が拡大することは知られている。  


 脳に新型コロナウイルスが侵入すると、 

脳内に存在する特殊な免疫細胞が活性化 

する。 

しかし、それが起きると、免疫細胞は膨大 

な量の炎症性信号を出す。 

これによって、神経細胞間の接続は破壊 

される。  


 人間の記憶は神経細胞のネットワークに 

よって維持されている。 

このネットワークが脳内の免疫細胞の暴走 

によって壊されるので、神経細胞間の 

ネットワークによって維持されていた記憶 

が失われることを意味している。  


 病気としては、記憶障害や慢性疲労症候群、 

さらに筋痛性脳脊髄炎やギラン・バレー症候群 

などとなって現れ、その影響は新型コロナウイ 

ルスの感染から回復後も長期間続く可能性が 

あるという。


 ■無症状や軽症でも発現する「慢性疾患」 


 このような脳への影響は、重症化して回復 

した患者にしばしば長期的に見られる症状だ 

という。  


 しかし、感染者の80%以上を占める無症状 

や軽症の人々でも、感染の影響として 「慢性疾患」

が長期的に現れる可能性が指摘 されている。  


 ミネソタ州の大手総合病院、 

「メイヨークリニック」の新型コロナウイルスの

専門家であるグレゴリー・ポーランド博士 によると、

感染症の回復者から、長期的な疲労、 頭痛、めまい、

認知障害、脱毛、心機能障害、 心筋障害、心筋症、

不整脈、心肺機能の低下などが報告されているという。 


 そして、こうした症状の発現は、重篤の症状 から

の回復者のみならず、無症状や軽症だった 患者にも

見られるとして、最大限の注意を喚起 している。 


  また、回復後1カ月から2カ月にわたって続く 

「凝固異常」という症状もある。 

これは、血液を凝固させる機能に異常が生じ、 

身体のあらゆる箇所に血栓ができる血栓症の原因

となる。  


 ポーランド博士は、特に若い人たちは、 

軽症の病気だと見くびっているという。 

自分には症状がないので、もう注意しなくても 

いいかなと思ってるようだが、データはそう 

ではないことを示唆している。 


 一度感染すると、無症状や軽症の人々であって 

も、後に深刻な慢性疾患になる恐れがあるので、 

絶対に気を緩めてはならないとしている。  


 日本の新型コロナウイルスの致死率は、 

欧米に比べると決して高くはない。 

2.1%ほどである。これはインフルエンザの 

致死率の0.1%の21倍ではあるが、感染者が 

バタバタと死ぬという状況ではない。 


 圧倒的に多数の人々が無症状や、カゼ程度 

の軽症で回復してしまう。  


 しかし、だからといって、決して安心して 

はならない感染症だ、無症状や軽症であっても、 

長期的な慢性疾患に苦しむことになる可能性が 

あるのだ。 

とにかく安心してはならない。


 ■ネイチャー誌「蔓延は長期間続く」 

 <この項は中略>


 ■ヨーヤン・グーのAIモデル 


 しかし、短期の予測は存在している。 

それは、以前の記事でも紹介した 

ヨーヤン・グーのAIモデルだ。 


 ヨーヤン・グーはMIT出身の独立系の 

AIエンジニアであるにもかかわらず、 

彼の開発した新型コロナウイルスの 

予測モデルの精度が高いとして、 

CDC(米疾病対策センター)にも採用 

されている。 

特に、死亡者の予測の精度が高いという。  


 前回の記事では、11月1日時点での 

累積感染者数は、中間値で53万3,232人 

になると予測していた。 

ヨーヤン・グーのAIモデルは実際の 

感染者数は公式発表よりも5倍から 

10倍は高いと見積もっており、 

この数値はその見込みを反映したものだ。  


 このようなヨーヤン・グーのAIモデル だが、

定期的に予測数値がアップグレード されている。 

最新バージョンは8月11日のものだ。 

以下がそのサイトのアドレスだ。 

https://covid19-projections.com/ 


 ■日本の死者数はここから倍増する?  


 日本では新型コロナウイルスの蔓延が 

拡大しているので、それを反映して 予測値も

上方修正されている。 

前回は詳しく説明する余裕がなかったが、 

ヨーヤン・グーのモデルでは、各国で 2つの

数値を公開している。 


 ひとつは、11月1日時点での回復者を除外

した感染者数だ。 

そして次は、回復者も含んだ累積の総感染者数

だ。 

それらは次のようになっている。  


回復者を除外した11月1日の感染者数 

・中間値:16万5,428人 

・最大値:95万4,602人


 回復者を含めた累積の総感染者数 

・中間値:81万3,140人 

・最大値:351万9,759人 


 死亡者数 

・中間値:1,718人 

・最大値:4,272人  


 ちなみに、8月12日までの日本の感染者数 

と死亡者数は次のようになっている。 

 

累積総感染者数:5万80人 

死亡者数:1,058人  


 現在の数値と比べると、ヨーヤン・グーの 

モデルの予測値はあまりにも高いと思われる 

かもしれない。 

しかし、ヨーヤン・グーのモデルは実際の 

感染者数は、公式発表よりも少なくとも 

5倍から十数倍は多いと見ている。 

これは、先の「ネイチャー」が紹介している 

多くのAIモデルも同じ見方だ。 


 日本の致死率は、欧米諸国と比べると 

相対的に低い。 

しかし、感染はこれからも急速に拡大する 

模様だ。 


  このような状況を見ると、「ネイチャー」 

に掲載された予測は日本にも当てはまるよう 

にも思う。 

ということでは、新型コロナウイルスは 

まさにインフルエンザのように季節的な 

流行性感冒となり、2025年くらいまでは 

毎年蔓延を繰り返すのかもしれない。 

 やはり気を緩めてはならない。 

注意すべきである。


 【転載終了】 

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 来年には、ワクチンができるでしょうから、 

それまでは感染しないように予防ですね。

 

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