コロナ再感染初実証 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ再感染初実証
ワクチン開発加速するも有効性に疑問
公開日:2020/08/26
前のめりの新型コロナのワクチン開発
に冷や水だ――。
香港大の研究チームは24日、コロナに
感染し回復した香港の男性(33)が
4カ月半後に再感染したと発表した。
再感染が疑われる事例はこれまでも
あったが、実証されたのは世界初。
男性は3月に最初の感染が判明。
2週間の治療を受け、陰性となり退院
した。
ところが、今月6~15日に英国経由
でスペインから香港に戻った際、
2度目の感染が分かった。
1回目とは異なる遺伝子配列だった。
男性は無症状で21日に退院した。
研究チームは、感染によって作られ
る抗体は「時間がたつと減少する」と
指摘。
抗体の持続期間は数カ月程度とみられ
るという。
インフルエンザのように毎年の
ワクチン接種が必要となる可能性が
ある。
また、最初の感染の抗体が残ってい
ても、遺伝子配列の違いで再感染す
るのであれば、多種のワクチンが
必要になる恐れがある。
ワクチンに過度な期待が寄せられて
いるが、“切り札”には程遠いかもしれ
ない。
しかも、副作用の懸念は大きい。
西武学園医学技術専門学校東京校
校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「健康体に投与するワクチンは患者
向けの治療薬以上に安全性が求めら
れます。間違えるとかえって健康体
を悪化させる恐れがあります」
■抗体の持続数カ月
重症急性呼吸器症候群(SARS)
のワクチン開発の動物実験では、
接種で抗体ができたが、かえって
症状を悪化させたケースがあった
という。
さらに、ワクチンの実用化は一般的
に5~10年かかる。
コロナワクチンは遺伝子情報を使う
最新技術で早期実用化を目指してい
るが、他の病気で実用化したことの
ない技術だ。
まったく想定できない副作用の懸念
もある。
とりわけ、来年、東京五輪を控え
る日本は早期開発のインセンティブ
が高い。
ワクチンの副作用による健康被害
で生じる企業の損害賠償金を国が
肩代わりする方針を示すなどが
むしゃらだ。
「来年の東京五輪に間に合わせよう
と、ワクチン開発に前のめりになるの
は危険です。慎重の上に慎重を重ねて
開発すべきです」(中原英臣氏)
副作用のリスクを背負って接種した
ワクチンの抗体が、数カ月の持続では
割に合わない。
【転載終了】
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インフルエンザのような扱いになる
のでしょうが、やはり、実証データが
少ないことが不安ですかね。
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