平成最後の時価総額ランキング。
【転載開始】
■平成最後の時価総額ランキング。
日本と世界その差を生んだ30年とは?
世界の時価総額ランキングというと、
GAFA(Google,Amazon,Facebook,Apple)
などのアメリカのIT企業が上位に君臨する
というイメージを誰もが持つはずだ。
また、昨今ではアリババ、テンセントなど
の中国企業の台頭も著しい。
本記事では、令和が幕をあけたこのタイミ
ングで平成の世界経済を時価総額の観点か
ら振り返ってみたいと思う。
■グローバル時価総額ランキングー
平成元年と平成31年ー
平成元年と平成31年の世界時価総額
ランキングは以下である。
(平成31年に関してはYahooファイナンス
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/、 平成
元年に関してはダイヤモンド社の データ
https://diamond.jp/articles/-/ 177641?page=2
を参照にして作成)
まず、左表を見ていただければわかるが、
平成元年時点ではNTTが群を抜いて首位で
あり、TOP5を日本企業が独占している。
上位50社中32社は日本企業がランクインして
いたことがわかる。
また、日本企業のうち金融機関が17社ランク
インしていることは驚くべきことだ。
バブル時代の日本の繁栄を象徴している。
次に右表は、2019年4月時点の世界時価総額
ランキングである。
上位は米GAFAを含むIT企業と中国IT企業が
大部分を占める結果となった。
日本企業は50位以内にトヨタ1社のみのランク
インだ。
2つの結果から、この30年での日本企業の世界
における立ち位置の大きな変化が見て取れる。
また、30年前の1位NTTよりも現在の1位apple
の時価総額が9倍以上になっていることから、
世界的には時価総額が大幅に成長していること
もわかる。
■国籍・業種からみる上位50社の特徴
次に国籍・業種から見るこの30年の変遷
に関してみていく。まずは国籍に関してで
ある。
上のグラフの30年前のデータでは日本企業が32社、
米企業が17社、英企業1社。
日本とアメリカ企業が独占していることは 一目瞭然
である。
次に現在の国籍別のデータをグラフにしたものが以下
である。
米31社に続いて、中国7社、スイス3社が続いて
いるという結果。
30年前と比べると米企業と中国企業の 成長が著し
いことがわかる。
スイスも医療関連企業を中心に3社がランクイン
している。
日本を含めた他9国は、各国1社ずつ国を 代表する
企業がランクインするという 結果であった。
【転載終了】
******************************
日本のガラパゴス化が叫ばれて久しい
ですが、ここまで衰退しているとは思い
もよりませんでした。
経営の人材不足なのか政治力なのか?
日本のトヨタがトップを争っているの は、
たった一業種の中でのことだったとは。
ただ、2020年はテスラにトップの地位
を譲っています。
今後EV化が進んだら、トヨタが浮上で
きる保証はないですね。
“日本沈没“が頭に浮かんできました。
0コメント