インフルエンザとの混合感染には注意が必要!

 日刊ゲンダイヘルスケア 


 【転載開始】


 ■症状が重くなる? 

 インフルエンザとの混合感染には注意が必要 

 公開日:2020年10月16日  


 前回、新型コロナウイルスが感染した 

細胞では、本来作られるはずの 

インターフェロン(自然免疫のひとつ)

 が作られない可能性があるという話を 

した。 

その原因のひとつが「ORF6」と呼ば 

れるタンパク質が作られ、 

インターフェロン合成を阻害するからだ 

とも説明した。 


 このことが、新型コロナウイルスの

 体内侵入を容易にする原因のひとつに 

なっているとみられるのだが、 

もうひとつ人間にとって厄介なことが 

ある。 

それは、「干渉作用」が効かない可能性

 もあるということだ。  


 干渉作用とは、 

「1つのウイルスが感染した細胞には、 

インターフェロンなどの免疫細胞の働き 

により2つ目のウイルスには感染しない」

 というもの。 

新型コロナもその原則が当てはまると 

考えられてきたが、どうやら必ずしも 

そうではないらしい。 


 実際、中国・武漢の新型コロナウイルス 

感染症の重症患者の約50%が 

インフルエンザにも感染していたことが

 報告されている。  


 新型コロナとインフルエンザの2つの 

ウイルスに同時感染した患者は、 

サイトカインストームが早まるだけでなく、 

何度も起きる傾向にある。 


  東邦大学名誉教授の東丸貴信医師が言う。 


 「まだそうだと断定されたわけではあり 

ませんが、新型コロナについて今後懸念さ 

れるのは、混合感染した場合、症状がより 

重くなる可能性があるということで、知っ 

ておいた方がいいでしょう。新型コロナは 

季節感のないウイルスで夏でも感染拡大し 

ましたが、夏はインフルエンザにかかる人 

が少ないので、混合感染によるサイトカイ

 ンストームを心配する必要はありませんで

 した。しかし、冬場はそうはいきません」  


 だからといって過剰に恐れて特別なこと 

をする必要はない。 

これまで通りマスク着用、手洗い、3密 

回避など新型コロナウイルス感染症対策 

を徹底することが、インフルエンザ対策 

になるからだ。 


 実際、南半球では今年、記録的な 

インフルエンザの少なさを記録している。 

たとえば、オーストラリアは例年7月に 

インフルエンザのピークを迎えるが、

 今年はほとんどいない。 

南アフリカもチリも同様な傾向を示して 

いる。 


 日本でも同じような状況で、今年に 

入ってからのインフルエンザの感染者 

は激減している。 

今年4月10日時点での2019~20年 

シーズンのインフルエンザ感染者数の 

推計は728万5000人。

 前シーズン同時期よりも450万人少な 

かった。 


 この傾向は2020~21年シーズン 

も続いていて、厚労省が10月9日に

 発表した「令和2年第40週」 

(2020年9月28日~10月4日)

 のインフルエンザ定点あたりの報告数は

 「7」。 

昨年同期の「4889」より大幅に少ない。  


 「今年のインフルエンザワクチンは重症化

 リスクの高い高齢者や医療従事者から接種し

 ていて、一般の人の中には『なんとか早く

 インフルエンザワクチンを打てないか』と

 焦っている人もいると思います。しかし、

いまはそれほど焦る必要はありません。

 ただ、できるだけインフルエンザワクチン

 は打っておいた方がいい」(東丸氏)

 

 今年はインフルエンザの流行具合を見な 

がら、対処を考えるべきだ。


 【転載終了】

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  いまだかつてインフルのワクチンは 

接種したことがないのですが、今年は 

どうしようかというのが悩みです。

 

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