菅政権に大打撃!?

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■菅政権に大打撃! 

 「都構想」否決は自公維“蜜月”崩壊の序章 

 公開日:2020/11/02  


 大阪市民が2度目の「ノー」を突き 

付けた。 

大阪維新の会がゴリ押ししてきた 

「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は 

1日、反対多数で決着。 

これで維新が勢いを失うのは間違いない。 

維新と“蜜月”だった菅政権も大打撃だ。 


 大阪維新の会代表の松井一郎大阪市長 は、

大勢判明後の会見で 

「(市民が)悩みに悩むような問題を提起

できたことは政治家冥利に尽きる」 などと

敗戦の弁を垂れた。 

己の進退を懸けた住民投票は、なりふり 

構わぬ総力戦だった。 


 投票日前日の31日、大阪市内を訪れた

日刊ゲンダイ記者が目の当たりにしたのは、

反対派の説明を「デマ」とコキ下ろす

維新陣営の街宣車だ。 

アメリカ村の三角公園前での 

「まちかど説明会」でも、吉村洋文府知事 

と松井市長は「反対派がガンガン、デマ を

広げている」と強調。 

公園内に集まった約500人の聴衆の最前列

では、「吉村ファン」とおぼしき女性支持者

らが何度も手を振っていた。 


  フタを開けてみれば、コロナ禍で上がった

「吉村人気」もむなしく、市民から再び「ノー」

を突き付けられた。

 維新は次期衆院選に全国で70人程度の候補者

を擁立するシナリオを描いていたが、完全に

出はなをくじかれた格好だ。 


  政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が 

こう言う。  


 「維新が『大阪都構想』以外に全国政党 として

何をやっているのか、有権者には 見えづらい。

『一丁目一番地』が再び否定 され、これから別の

看板政策を打ち出して いかないと、国政での存在

感はどんどん 薄くなるでしょう。求心力の低下は

避けら れません」  


 その上、敗北を受け、松井市長は任期満了 となる

2023年4月での市長退任と政界 引退を表明。 

党の顔を失う事態に、存続を危ぶむ声すら 出ている

始末だ。


 ■補完勢力が弱体化 


  ダメージは維新にとどまらない。 

前回反対から賛成へと回った公明は、支持者 を賛成

と反対に二分してしまった。 

しかも、この先、自民党府連からは 「裏切り者」、

維新からは公明票が動かな かったことを理由に

「戦犯」「運動不足」と 批判されてもおかしくない。 

自民、公明、維新の三者が、三つ巴の “ケンカ”を始め

る可能性がある。 

国政で公明と維新の協力をアテにしている 菅政権に

とって大打撃だろう。

 勢いのある維新と気脈を通じていることが、 菅首相

の力の源泉のひとつだからだ。 


 「菅政権では自民、公明、維新の『トライ アングル』

が、政権運営における安定のカギ を握っています。

ところが、都構想が否決さ れたことで、維新が、大阪

の公明現職の4選 挙区に、対立候補を立てないとも限り

ません。 加えて、都構想反対派の自民党府連が勢いを 

つけ、大阪で維新とますます対立する可能性 もあります。

菅政権は国政レベルで維新の 協力を期待していたはず

です。政権基盤に ひずみが生じかねません」

(鈴木哲夫氏) 


  政権の補完勢力である維新の弱体化は、 菅首相の

「トライアングル」崩壊の序章 かもしれない。


 【転載終了】

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  維新は公明党や自民党と対立しても得なこと

はないのでは? 


 公明党は山口代表に対する学会員の不信感が

今回のことで更に強まる可能性もありますね。 


 自公と対立するようになれば、完全に維新潰し

に動きそうですよね。 


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