延期五輪は“金欠”東京都の独り負けに・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■追加負担は3000億円

 延期五輪は“金欠”東京都の独り負けに

 公開日:2020/12/02


 来夏に延期された東京五輪の追加費用が、

総額3000億円規模になると大会組織

委員会が試算している。

会場の再確保や設備のレンタルなどの経費

が2000億円。これに加え、コロナ対策費

として1000億円を見込む。

今月上旬にも、政府、組織委、東京都の3者

で負担割合を決めるというが、またモメそう

だ。


 「スポンサー企業からの追加拠出は難しく、

組織委はあてにならない。政府と東京都が

ほとんどを出すしかありませんが、都も基金

を取り崩してしまってお金がない。ただ、

『Go To トラベル』で東京を除外する

かどうかを巡って、菅政権と小池都知事が

さや当てをしていますから、政府がやすやす

と多めに負担するとは思えません」

(自民党関係者)


■余計にカネがかかるのにショボイ大会


 このままでは延期五輪は東京都の“独り負け”

だ。

約1兆円あった財政調整基金はコロナ対策に

充てられスッカラカン。

600億円の「コロナ債」発行に踏み切った

ほどカネがないのに、五輪の追加費用は別途、

出さざるを得ない。


 そのうえ、たとえ五輪が開催できたとして

もショボイ大会になりそうなのだ。

組織委の森会長が

「簡素化で300億円を削減した」とアピール

していたが、その大部分は「ルック」と呼ばれ

る装飾。

「大会エンブレムが主なものですが、テレビに

映らない場所から徹底的に外すことになりまし

た。全体の85%の装飾をなくします」

(大会関係者)というから、“祝祭感”は大幅に

減退する。


 一方で、政府とIOC(国際オリンピック

委員会)は「無観客を避け、とにかく開催」

で思惑が一致している。

多少の不参加国があろうが、祝祭感がなくなろ

うが関係ないのだ。

「人類がウイルスに打ち勝った証し」と繰り

返す菅首相は、来夏の五輪開催後の衆院解散

戦略を描いているだけに「五輪開催が絶対」

(官邸関係者)だし、IOCにとって大事なの

は、米テレビ局の放映権料と東京五輪の半年後

(2022年2月)に予定される北京冬季五輪

の確実な開催。

そのためにも東京五輪は開かれなければなら

ない。


 「米英独など重要な国が不参加でも大会を

やれるのかどうか。来年3月のIOC会長再選

に響くとなれば、バッハ会長は日本側のはしご

を外す可能性もありますよ」

(スポーツジャーナリスト・谷口源太郎氏)


 その時は勝ち組のつもりの菅も「負け」の

道連れ。

最大の被害者は無駄に税金を使われた日本国民

だ。


【転載終了】

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 なぜ、こんなにしてまで五輪をやりたい

のでしょうか?


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