菅首相の激怒でNHK『NW9』有馬キャスターが降板か!

LITERA


【転載開始】


■菅首相の激怒でNHK『NW9』有馬キャスター

 が降板か!

  官房副長官が「学術会議問題を聞くなんて

 NHKはガバナンス利いてない

 2020.12.18


 本サイトでもお伝えしてきたように、

今週、批判の高まりも無視して田崎史郎氏

をはじめ、フジテレビに日本テレビ、

読売新聞とメディア幹部・関係者と会食を

繰り広げた菅義偉首相。

新型コロナ対応を疎かにしながら会食で

メディアを懐柔しようとは言語道断だが、

その一方で、菅官邸はついに、

あのキャスターを“圧力降板”させようと

しているらしい。


 そのキャスターとは、NHKの看板報道番組

である『ニュースウオッチ9』の

有馬嘉男キャスターだ。


 有馬キャスターといえば、菅首相が

所信表明演説をおこなった10月26日に同番組

に生出演した際、日本学術会議問題について

「もう少しわかりやすい言葉で、総理自身、

説明される必要があるんじゃないですか?」

「説明がほしいという国民の声もあるよう

には思うのですが」と食い下がって質問。

これに対し、菅首相は

「説明できることとできないことってあるん

じゃないでしょうか」とキレ気味に返答した

が、放送直後から菅首相のキレっぷりを見て、

問題に切り込んだ有馬キャスターの処遇を

心配する声が上がっていた。


 そして、その不安が的中しそうだという

見方が、ここにきて出てきたのだ。


 この問題を報じたのは、今週発売の

「週刊文春」(文藝春秋)。

記事のなかでは、NHK関係者がこう証言して

いる。


 「十二月末のキャスター委員会で、来年三月

での降板が決定すると見られます。大越氏

(編集部注:2015年に降板した大越健介キャ

スター)は在任五年、前任の河野憲治氏は二年

だった。有馬氏も丸四年を目前に、交代時期と

して不自然ではありませんが、親しみやすく、

好感度も高い。それゆえ、降板の背景には官邸

の怒りがあるのでは、と言われています」


 菅首相といえば、2014年に出演した

『クローズアップ現代』で鋭い質問を浴びせた

国谷裕子キャスターを降板に追い込み、

さらには安倍政権に批判的報道が目立った

『報道ステーション』(テレビ朝日)にも圧力

をかけ、それが古舘伊知郎キャスターの降板に

つながったと言われてきた。

有馬氏はその2人に比べれば及び腰なキャスター

だが、しかし、それでも菅首相に怒りを買った

ことで降板に追い込まれそうだというのだ。


■菅首相が『NW9』出演後、山田内閣広報官

 がNHK原政治部長に「総理、怒っていますよ」


 実際、本サイトでも報じてきたように、この日

の放送に対する菅官邸の怒りは相当なものだった。


 「週刊現代」(講談社)11月14日・21日号は、

放送翌日に起こった一件をこう報じた。


 〈その翌日、報道局に一本の電話がかかって

きた。「総理、怒っていますよ」「あんなに

突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う。

どうかと思います」電話の主は、山田真貴子

内閣広報官。お叱りを受けたのは、官邸との

「窓口役」と言われる原聖樹政治部長だった

という。〉


 山田真貴子・内閣広報官というのは、

総務省出身で安倍政権下の2013年から2015年

まで広報担当の首相秘書官を務めた人物で、

新政権発足で菅首相が官邸に呼び戻した

“子飼い”だ。

そんな人物が、番組の内容に「あんなに突っ込

むなんて、事前の打ち合わせと違う」とクレーム

をつけ、「総理、怒っていますよ」と言い放った

というのである。

この「総理、怒っていますよ」というひと言の

インパクトは絶大で、NHKが震え上がったこと

は間違いないだろう。


 この“クレーム圧力電話”問題は11月25日の

衆院予算委員会の集中審議でも立憲民主党の

大西健介衆院議員が取り上げたのだが、

大西議員は上述の山田広報官のセリフを読み

上げた上で、キャスターはごく当たり前のこと

を訊いただけなのになぜ怒ったのかと菅首相に

質問。


 すると、菅首相はこうまくし立てた。


 「大変失礼ですけれども、私は怒ったことも

ありません。山田広報官に指示したこともあり

ません」

「私はその辺のことの常識は持ってます」


 さらに、報道に対して反論ツイートや電話を

することでメディアは批判をしにくくなるので

はないかと問われると、

「山田広報官が電話したというのは、週刊誌か

何かですか? 私は承知しておりません」と答え

た。


 しかし、それからしばらくして、この

「週刊現代」の報道を裏付けるような事実が

明らかになったのだ。


■菅首相と会食の後、側近の坂井学官房副長官

 が「NHKはガバナンス利いてない」

 「NHK 執行部が裏切った」


 それは、今月5日の夜におこなわれた菅首相

の会食の場でのこと。

この日も菅首相は新橋にある第一ホテル東京内

の焼鳥店「伊勢廣」で、自身の子飼い議員で

あり菅内閣の発足で官房副長官に引き立てた

自民党の坂井学氏や、熊谷亮丸・内閣官房参与

と会食。

11日付の朝日新聞デジタルの記事によると、

菅首相は1時間でその場をあとにしたが、

その後も坂井官房副長官と熊谷参与は残って

会食しており、廊下には複数社の記者たちが

待機していたという。


 そのような状況下で、坂井官房副長官は、

なんとこう口にしたというのだ。


 「所信表明の話を聞きたいといって呼びな

がら、所信表明にない(日本)学術会議に

ついて話を聞くなんて。全くガバナンス(統治)

が利いていない」


 しかも、記事によると

〈坂井氏の店内での発言が、廊下にいる記者団

にはっきりと聞こえた。なかには、「NHK執行

部が裏切った」といった発言もあった〉という

のである。


 学術会議の任命拒否問題では違法性が指摘

され、世論調査でも菅首相の説明は不十分だ

という声が大きいというのに、その質問を

おこなっただけで「ガバナンスが利いていない」

「NHK執行部が裏切った」と怒る──。

ようするに、当然おこなわれるべき当たり前の

質問や、納得のいかない回答に対する追加質問

など、菅首相には何もぶつけるな、ということだ。

これで真っ当な政権追及などできるはずもない。


 だが、菅官邸にしてみればNHKを大本営発表

の機関だと考えているのだろう。

そして、菅首相の側近から飛び出たこの発言に

よって、いかに菅官邸がNHKを問題視している

かがはっきりした。


 そんななかで飛び出した、今回の

「有馬キャスター降板」の報道──。

前述したように、これまで国谷氏や古舘氏を

降板に追い込んだ菅首相ならば、そこまで

やらなければ腹の虫が治まらないのだろうと

いうことは容易に想像がつく。


 さらに、NHKにとっても菅首相の怒りを

広げるわけにはいかない事情がある。

菅首相は総務相時代からNHK改革を掲げて

きたが、菅政権でも武田良太総務相は受信料

をめぐって

「(NHKは)国民に対して常識がない」など

と批判。

「次期通常国会に、NHKのことに関して放送法

改正案を提出することを考えています」と明言

している(「ダイヤモンド・オンライン」17日

付インタビューより)。

また、「総理、怒っていますよ」とNHKに電話

をかけたとされる山田真貴子・内閣広報官は、

前述したように総務省出身だ。

“下手な報道をするとNHK改革でどうなるか

わかるか”という脅しのメッセージが含まれ

ているとNHK側は受け取ったはずだ。


 国谷氏や古舘氏につづいて、菅首相に楯突い

たキャスターとして有馬氏も降板させられてし

まうのか──。今後の動きに注視が必要だ。

(編集部)


【転載終了】

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 菅氏は、有馬氏同様に突っ込んだ質問

をした、テレ朝の小川 彩佳キャスター

も降板に追い込んでいます。


 菅首相は陰湿そうと女性から嫌われて

いるようですが、なぜかと思っていたの

ですが、「目」ですね。


 目つきが陰湿そうな印象を与えてしまう

のですね。


 実際やっていることも陰湿なようですが。


 まあ、ご自分も3月降板なんていう噂も

ありますが。


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