第3波元凶は「GoTo」だった・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■第3波元凶は「GoTo」だった 感染研レポート

 で浮き彫りに

 公開日:2020/12/19


 「感染拡大の原因であるとのエビデンス

は存在しない」――。

肝いりの「Go To トラベル」をめぐる

批判に、こう繰り返してきた菅首相だが、

「言い逃れ」はもはや通用しない。

新型コロナウイルスの感染拡大とトラベル事業

の因果関係を示す「エビデンス」が示された

からだ。


 ◇  ◇  ◇


 注目を集めているのが国立感染症研究所が

発表した

「新型コロナウイルスSARS―CoV―2

のゲノム分子疫学調査」と題されたリポート。

新型コロナのゲノム配列を分析したもので、

4月と8月の調査と合わせて3回発表されて

いる。その目的は、ウイルスのゲノム情報を

分析し、分かりやすい形で「ウイルス同士の

関連を可視化」すること。ウイルスの由来や

感染の広がり方をゲノム分析を通じて調査し

ているのだ。


 足元の感染再拡大に言及しているのが、

今月11日に発表された3回目のリポートだ。

今年10月末までのクラスター発生やウイル

スの変異について説明していて、1回目と

2回目の調査と突き合わせると、トラベル

事業と感染拡大の間に重大な「エビデンス」

が浮かび上がる。


 医師で参院議員(国民民主党)の

足立信也氏がこう解説する。


 「全てのリポートを読むと、第3波がどん

なウイルスによるものなのかを推測できます。

日本国内では中国・武漢由来のウイルスの

流行がひとまず終息した後、欧州型のウイル

スが流入。3月から5月にかけて第1波が

発生しました。収束の兆しが見えたものの、

6月に経済活動が再開され、無症状者に感染

する中で変異したウイルスが東京都や首都圏

を中心に広がりました。夏の第2波の要因と

なったのは欧州型が変異したもので、いわば

『東京型』だった。第2波が収まらないうち

に『東京型』が拡散し、第3波へとつながって

いるのです」


■国会の閉会を待って公表か


 第2波を生んだ「東京型」が現在も流行中

との指摘の根拠は、リポートに掲載された

「ハプロタイプ・ネットワーク図」。

簡単に言えば、ゲノム情報の変異に基づいて

描かれたウイルスの“親子関係”を表す相関図

のようなものだ。

円形や楕円のクラスターが赤やオレンジに

着色されている。


 2回目のリポートの

「ハプロタイプ・ネットワーク図」では、

〈欧州系統の全国同時多発〉由来の

〈国内クラスター群〉(第1波)がオレンジ

で描かれ、それとは別に

〈6月中旬より“突然顕在化”したクラスター〉

群(第2波)が赤で描かれている。

そして3回目の報告書の図では、7月から

10月末までに国内で検出されたウイルスに

よるクラスターは赤色で表記。

つまり、「東京型」に由来するクラスター

だと分析されているのだ。


 トラベル事業は、感染がくすぶる東京都を

除外して7月22日に前倒しスタート。

10月1日に人口1400万人を抱える東京

が追加されて以降、感染がみるみる深刻化した。


 「この図は、トラベル事業によって『東京型』

が全国にバラまかれた傍証です。収束しかけた

第2波の『東京型』が再燃していると言っても

いいでしょう。リポート発表のタイミングが

不自然なのも気になります。3回目の調査は

〈10月26日現在〉と書かれていますが、発表

されたのは臨時国会閉会から1週間ほど経った

12月11日。1回目と2回目は調査から2~3

週間で発表された。3回目はかなり間が空いて

いるのです。閉会を待って発表されたのではな

いか」(足立信也氏)


 酒類を提供する飲食店の時短営業やトラベル

事業の全国中止が実を結び、「東京型」の流行

が一服したとしても、海外との往来緩和で欧州

由来のウイルスが再流入する懸念もぬぐえない。

科学的知見に目もくれず、専門家の意見にも耳

を傾けない菅政権の下で、一体いくつの「波」

に襲われることになるのか。


【転載終了】

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 前にも少し触れたことがありますね。


 「GOTO」は失政と言ってもよさそう

ですね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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