「羽鳥慎一モーニングショー」4年連続民放トップの勝因は!?

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■「羽鳥慎一モーニングショー」4年連続民放

 トップの勝因は窓際社員の起用

 公開日:2021/01/07


 「まだ待っているのかっていう感じ。なる

べく早く出すべきだ」


 レギュラーコメンテーターのテレビ朝日

報道局員、玉川徹氏がこう言うと、やはり

コメンテーターでタレントの石原良純が

「僕はそう思わない。緊急事態宣言が(感染

抑止の)きっかけになるんだろうか。下手に

出したとしても上滑りに終わってしまうん

じゃないかって」などと反論――。


 テレ朝系の朝の情報番組

「羽鳥慎一モーニングショー」でのひとコマ。

同時間帯の2020年年間平均視聴率で4年

連続民放トップとなり、15年の番組スタート

以来初めてNHKを含めた横並びでもトップ

に立ったと同局が発表した4日放送のコロナ

特集である。


 「昨年でいえば、新型コロナ感染特集で拡大

への危機を訴え続けたことが目立ちました。

スタジオでの討論やパネルを使った演出が当た

ったのと、他局にくらべて芸能ニュースの扱い

が少なかったことも視聴者獲得につながったよ

うです」(スポーツ紙芸能デスク)


 番組スタッフもそうした手応えを感じている

のだろう。

小川覚司チーフプロデューサーは年間視聴率に

ついて

「トップとなれたのは視聴者の皆さんの『知り

たい』に応えること、難しいことを分かりやす

く伝えることに羽鳥キャスターはじめスタッフ

が一丸となって取り組んだ証しだと考えていま

す」とのコメントを発表している。


 だが、コロナ特集では「危機をあおりすぎ」

との批判も少なからずあった。


 「玉川氏と白鴎大教授の岡田晴恵氏とのやり

とりは賛否両論、話題となり、岡田教授には

『コロナの女王』との異名までついた。玉川氏

はPCR検査がらみの発言で謝罪するなど、

突っ走りがちな部分がある。本人もスタッフも

それを分かった上で続けている節があり、これ

はネットでの批判まで話題づくりに生かす炎上

商法を彷彿とさせます」(マスコミ関係者)


 では、内情はどうなのか。

長く民放の番組制作にかかわるプロデューサー

が言う。


 「年間視聴率では日テレ系『スッキリ』は

テレ朝に水をあけられたと思ってはいないと

思います。ターゲットを若い視聴者に絞る

戦略が当たっているし、各局とも若い世代狙い

にシフトしている。そうしたなか『モーニン

グショー』はシニア世代までターゲットにして

います。健康をはじめ、終活、移住といった

中高年向けのネタが目立つし、それらをゆった

り見ていられるような流れをつくっている。

若い層はザッピングしますが、シニア層はいった

んつけたチャンネルはあまり替えない。つまり、

シニア層に視聴習慣をつければある程度の数字

が担保できるわけで、そのための戦略を立てて

いるのでしょう」


■川氏の起用理由は…


 コメンテーター玉川氏の起用の内情につい

てはこう言った。

 「コメンテーターは、ざっくり言って、誰で

もいいというか、この人が出ているから見る、

という動機にはつながりません。じゃあなぜ、

玉川さんだったかというと、報道部などにいる

『上がった人』と呼ばれるベテランを窓際に

置いておくより、解説員などの枠を与え働か

せる方が一石二鳥との流れが各局にあり、局員

の玉川さんもその流れ。コメンテーターは文化

人が多く、それなりにギャラもかかりますが、

局員は局アナと同じで、給料制だからいくら

使っても同じ。玉川さんは局員の割に攻めた

発言をするので、物珍しいというか、重宝され

ていますが、じゃあフリーになって成功するか

というと未知数。テレ朝にとっても本人にとって

も今のポジショニングがいいあんばいというこ

とです」


 視聴率トップの一番の勝因は中高年狙いの

構成と窓際社員の起用とは……スッキリならぬ

ビックリである。


【転載終了】

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 先の記事の補足になりますかね。


 政権を支持する層は、危機感を煽っている

と批判するようですが、結果として危機的な

状況になっている事実は覆せないですね。


 モーニングショーは、医師会が危機を訴え

るのと同じ目線で報道をしています。


 他番組でこのような取り組みは見あたら

ないような気がします。

忖度番組ばかりで、コメンテーターも政権に

近い人物を当てています。


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