32年五輪はブリスベン最優先 IOCは結局“マネーファースト”!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】

■32年五輪はブリスベン最優先 IOCは結局

 “マネーファースト”

 公開日:2021/02/28


 2032年夏季五輪開催地はオーストラリア

のブリスベンに決まりそうだ。

国際オリンピック委員会(IOC)が24日の

理事会で32年夏季五輪の最優先候補地を選定。

今後はブリスベン側と開催を前提とした

話し合いに入るという。


 開催地が11年も前に絞り込まれることに

なったのは、立候補する都市が激減したからだ。

IOCは19年に「7年前に開催都市を決める」

という五輪憲章を削除した。

IOCは立候補都市の減少を危惧、さっさと

開催都市を決める必要性を痛感したのだ。


 スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏

はこう語る。


 「年々開催に手を挙げる都市は減っています。

目先の経済効果にとらわれ、莫大なカネをつぎ

込んでまで開催する必要性を感じなくなってい

るのです」


 実際、夏季大会の招致に立候補した国の数は

04年アテネ五輪の11都市をピークに減少。

20年大会は東京を含めて5都市、24年大会

に名乗りを上げたのはわずか2都市にとどまった。


 「森前会長が女性蔑視問題で謝罪会見を

開いたあと、まずIOCは『問題は終わった』

と言ったでしょう。それなのに五輪の放映権を

買っているアメリカの放送局が苦言を呈したと

たん、態度を一転させたのが象徴的です。マネー

ファーストのご都合主義だということがこの

1年間でよく分かったでしょう。放映権や

スポンサーの都合もありますから、開催さえ

できればよいと考えているのではないでしょう

か」(谷口氏)


■ジェノサイドすら不問


 この「開催さえできればよい」というスタンス

は、22年の北京冬季五輪からも見て取れる。


 中国は新疆ウイグル自治区で非人道的行為を

行っているとされ、アメリカは1月中旬、

カナダは2月22日にこれをジェノサイド

(大量虐殺)と認定した。


 それでもIOCのバッハ会長は

「スポーツを政治問題にすることには反対する」

と、この国で“平和の祭典”を開催する姿勢を崩さ

ない。


 札幌市が立候補している30年冬季五輪の開催地

も、今年中に決定される可能性がある。

今回、大会組織委の森喜朗前会長(83)が放った

女性蔑視発言や、後任に就いた橋本聖子新会長

(56)の過去のセクハラ問題が海外メディアにも

取り上げられ、国際的信頼を大きく損なったものの、

IOCはあくまでもマネーファーストというスタンス。

カネがあって「開催さえできればよい」のだから、

女性蔑視発言やセクハラ問題が足かせになることは

なさそうだ。


【転載終了】

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 世界最大のスポーツ利権ということを

知ってる人は、“五輪など招致するな派“

ですね。


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