何が何でもやるのか?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■何が何でもやるのか?
東京五輪・パラの仕事募集が急増中
公開日:2021/03/31
全国各地で始まっている
東京五輪・パラリンピックの聖火リレー。
加藤勝信官房長官は30日の会見で、
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため
の改正特別措置法に基づく
「まん延防止等重点措置」が適用された
地域の聖火リレーの実施について記者から
問われると、
「大会組織員会は感染状況などを踏まえて
実施形態を変更する場合がある」との見方
を示した。
実施変更する際の具体例として、
加藤官房長官は、公道でのリレーを見合わ
せたり、無観客で点火セレモニーのみ
行ったりするケースなどを挙げていたが、
大阪や兵庫など全国で新型コロナ「第4波」
の拡大傾向が顕著になりつつある中、
聖火リレーもいつ中止になってもおかしく
ない状況だ。
仮に聖火リレーが中止に追い込まれる状況
であれば当然、東京五輪そのものも中止
せざるを得ない――。
良識ある国民は誰もがそう思うだろうが、
政府やJOC(日本オリンピック委員会)、
東京五輪組織委などは違う。
新型コロナの「第4波」が拡大しようが、
ワクチンの効きにくい新たな変異株が見つか
ろうが、とにかく「東京五輪は何が何でもやる」
と決めているらしい。
都内の人材派遣会社の関係者がこう言う。
「3月初旬から、東京五輪期間中の派遣業務
の依頼が明らかに目立ってきました。大会運営
のバックヤード的な仕事から、要人のアテンド
に至るまで募集職種は多種多様です。会社とし
ては、派遣依頼の仕事が増えて嬉しいのですが、
個人的には『えっ、これって、何が何でも五輪
をやるよってこと?』と・・・。ちょっと複雑な
気分です」
確かにネット上で<仕事募集>などの
キーワードで検索すると、五輪絡みとみられる
仕事が次々と出てくる。
例えば、
<今年の夏いよいよ開催!【世界的なスポーツ
イベント】に関わるレアなお仕事です*お仕事
は競技施設内で行っていただきます!>
とPRしていた仕事。
業務内容をみると、
<国際的スポーツイベントで消毒の案内など!>
とあり、期間は<7/23(金)~8/8(日)、
8/24(火)~9/5(日)>で、
時給は1500円~1700円だ。
他にも
<東京体育館や国立代々木競技場で行われる世界的
スポーツイベントのショップスタッフ>
という募集のほか、
<各国の国旗のシワをアイロンでのばしたり、どっち
が上かな?下かな?をチェックしたり。スポーツ
イベントに掲げられる国旗を準備>
という仕事(時給1300円)もあった。
いずれの募集要項も、「東京五輪・パラリンピック」
との文字はないものの、このコロナ禍の日本で、
「7月23日から始まり、消毒案内が必要な世界的
スポーツイベント」なんて東京五輪以外ないだろう。
「どんなことがあってもやります」
2月3日のJOCの臨時評議員会でこうあいさつした
のは、東京五輪組織委の森喜朗会長(当時)だったが、
もはや誰のため、何のために開催するのか分からない。
【転載終了】
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国の内外で開催反対が過半数という結果が
あり、感染拡大につながったら世界中からの
批判が起りそうですね。
当然、参加した各国の組織委も同様に批判
されるでしょうが。
個人的にも、喘息持ちなのでマスクをして
階段を上がるのは2階までが限界で、3階以上
は苦しくなってしまいます。
マスクがない生活がくる事を願っているので
すが、少なくとも年内は無理ですかね。
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