4都府県に発令も焼け石に水7月に「4度目」緊急事態宣言か!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■4都府県に発令も焼け石に水
7月に「4度目」緊急事態宣言か
公開日:2021/04/24
東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に発令
される3度目の緊急事態宣言。
より強力な措置で短期の封じ込めを狙うが、
大甘だ。
5月17日のIOCのバッハ会長来日前に宣言
解除に踏み切れば、たちまち大きな波に
見舞われる恐れがある。
早くも「4度目」がささやかれ始めた。
◇ ◇ ◇
前回の緊急宣言とまん延防止措置の失敗を
受けて“強い対策”に改めるようだが、
いくつも疑問がある。
■短すぎる実施期間
緊急宣言の実施期間は25日~5月11日と
する方向だ。
西武学園医学技術専門学校東京校校長の
中原英臣氏(感染症学)は
「期間もエリアも封じ込めの対策になって
おらず、焼け石に水です」として、
こう続ける。
「飲食店の時短営業に限定せず、商業施設
などにも強い制限を課すことで一定の効果は
あるでしょう。しかし、あまりにも実施期間
が短すぎます。2~3週間そこそこで変異株
を封じ込められるとはとても思えません」
欧州では、変異株が流行の主流になると
2~3カ月後のピークに向けて、感染が拡大
していく傾向がある。
変異株は47都道府県で確認され、5月中にも
全国的に主流になるとされる。
また、季節性を持つウイルスは8月のピーク
に向け、これから感染拡大期に差しかかる。
季節性と変異株の流行が重なり、
大きな感染爆発が想定される。
わずか2~3週間の宣言で“伸び盛り”の変異株
に太刀打ちできるワケがない。
■狭すぎるエリア
仮に、4都府県で感染が抑えられても、
他の地域はどうなのか。
昨年春の緊急事態宣言は、全国に拡大。
当時の会見で安倍前首相は理由をこう説明した。
「間もなくゴールデンウイークを迎えますが、
感染者が多い都市部から地方へ人の流れが生ま
れるようなことは絶対に避けなければならない」
安倍前首相の指摘通り、東京から対象外の
神奈川や千葉へ人が流れ、そこで「密」が発生
するのは容易に想像がつく。
■第3波超続出
すでに地方だって感染拡大は深刻だ。
奈良では22日、過去最多の125人の新規感染者
が確認。
奈良の人口は東京の10分の1なので東京なら
1250人に相当する。
他にも三重で68人(東京換算530人)、
大分42人(同512人)、福井38人(同687人)
と過去最多を更新した。
首都圏や関西に接しないエリアでも第3波を
超える感染拡大が起こっているのだ。
五輪を控え、全国的な大きな波をどう抑える
のか。
22日の産経新聞によると、ある官僚は
「五輪の開会から逆算して大型連休明けまで
宣言を出すとすると、6月明けにもう一度
出すことになるかもしれない」とつぶやいた
という。
「東京と関西の“蛇口”を閉めても、第3波を
超える新たな蛇口が生まれつつある。地方では
自立的に感染が拡大する段階に向かっているの
です。宣言解除後、全国的に目も当てられない
感染状況に陥り、五輪開催のために、7月に
4度目の緊急宣言を発令する可能性は否定でき
ません」(中原英臣氏)
またしても失敗に終わるのか。
【転載終了】
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収束させたければ「ロックダウン」しか
ないでしょうね。
しかも、月単位ですかね。
>「間もなくゴールデンウイークを迎えま
すが、感染者が多い都市部から地方へ人の
流れが生まれるようなことは絶対に避けな
ければならない」
国民一人一人が、認識を新たに感染防止
を徹底しないと、2022年まで長期化して
しまうでしょうね。
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