熊本で10歳未満が重症化・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■熊本で10歳未満が重症化「コロナ第4波」

 子ども直撃の恐怖

 公開日:2021/05/06


 新型コロナウイルスの第4波が猛威を

振るっている。

強い感染力と重症化・・・。

これまでの“常識”を覆す威力を見せつけ

ている。

さらに、ここへきて、子どもの重症化

リスクが浮上。警戒が強まっている。


 ◇  ◇  ◇


 熊本市の10歳未満の男児は4月21日、

微熱の症状があり、26日に抗原検査で陽性

が判明し、入院した。

市内の陽性者の濃厚接触者で、既往症は

なかった。


 症状は非開示だが、27日からは集中治療室

(ICU)または人工呼吸器を使った重症治療

が続いた。

市によるとその後、回復し、5月1日に退院

したという。


 回復したのは何よりだが、既往症のない

子どもの重症化は衝撃だ。

しかも、熊本市は

「変異株のスクリーニング検査では陰性でした」

(感染症対策課)と日刊ゲンダイに回答。

重症化リスクの高い変異株感染じゃなくても、

子どもが重症に至っているのだ。


 また、江戸川区の10歳未満の児童は4月13日

に発症し、28日に陽性が判明。

咳、全身倦怠感、頭痛、嗅覚味覚障害、咽頭痛

に加え、重篤な肺炎の症状が出ている。


■「第4波はこれまでとは質的に違う」と専門家


 第4波は、子どもも重症化を警戒する必要が

あるのか。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)が言う。


 「菅首相は先月23日の会見で『ワクチンという

武器もある』と強調しましたが、それは大人の話。

16歳未満はワクチン接種の対象外なので、重症化

への対抗手段は感染させないことです。子どもか

ら同居家族へ感染する懸念もあり、子どもの感染

問題は極めて重要課題です。ところが、『子ども

は感染しにくい』という固定観念にとらわれて、

子どもはいまひとつクローズアップされていませ

ん。変異株に限らず、第4波はこれまでとは質的

に違う印象です。警戒してし過ぎることはありま

せん」


 西村経済再生相は2日、変異株の感染力の強さ

に触れ

「屋外でマスクを着けていても感染が確認される

事例の報告が相次いでいる」と警戒感を示した。

外でマスクをしているのに感染が相次ぐとはこれ

までになかったことだ。


 ウイルス量が多ければ、感染力を強め、発症、

重症化しやすくなる。

変異株陽性者のウイルス排出量は、従来型より

100~1000倍との研究がある。

一方、3月31日に認定された鳥取市の飲食店

クラスターは、変異株感染者はいなかったが、

40人中、16人から変異株並みのウイルス量が

検出されている。


 変異株に限らず、第4波は大人も子どもも

経験したことのない脅威なのだ。

なのに、菅首相は、子どもを「国の宝」と言う

だけで、全く手を打とうとしない。

熊本の10歳未満の重症事例から学ぶことはたく

さんあるはずだ。


【転載終了】

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 インド変異株が感染の主流になったら、

ちょっと、脅威ですね。


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