大阪の“二の舞”か5.4万人入院できず・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■大阪の“二の舞”か5.4万人入院できず・・・

 迫る最悪の医療崩壊

 公開日:2021/05/17


 「緊急事態宣言」の対象地域に16日から、

北海道、岡山、広島が加わり、9都道府県

に拡大した。

感染爆発に歯止めがかからず、入院できない

コロナ患者が続出している。

医療提供体制の拡充は待ったなしだ。


 今月末に迎える宣言解除の判断を巡り、

政府のコロナ対策分科会が最重要視している

のは「リバウンドと医療の逼迫を防ぐことが

できるような解除の仕方」(尾身会長)だ。

ところが、足元の数字は悪化。

過去最悪の医療崩壊が目前に迫っている。


 厚労省の資料によると、全国の自宅療養者数

は4月7日時点の7269人から、約1カ月で

4.7倍の3万4537人にまで急増(12日時点)。

コロナ患者が入院できているかを示す「入院率」

は全国で23.5%(11日時点)と、25%以下の

「ステージ4」(爆発的な感染拡大)に達して

いる。


 とりわけ、医療崩壊を招いている大阪は

深刻だ。

全国で入院・療養者数がピークを迎えた1月

下旬に比べ、現在の自宅療養者数は5.5倍。

入院率は9.8%と、全国でワーストである。

100人中90人が入院できない。


■「入院率」は8都道府県がステージ4


 問題は、大阪の“悲劇”の「二の舞い」になり

かねない地域が、いくつもあることだ。


 宿泊療養者、自宅療養者、確認中の人を合わ

せた「入院できていない患者」は全国で

約5万4000人(12日時点)。

1月下旬の第3波のピーク時に比べ、31道府県

で増加し、

「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」

が発令されていない地域でも11.6倍(大分)や

6.3倍(福島)、3.1倍(鹿児島)などと悪化。

全国では0.99倍と、第3波レベルの惨状に近づ

いている。


 入院率も大阪以外に、神奈川、愛知、京都、

兵庫、岡山、広島、福岡、宮崎の8府県が

ステージ4、15都道県がステージ3に到達して

いる(11日時点)。

入院できていない患者が全国にあふれている

のだ。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)がこう言う。


 「昨年末から自宅療養者が亡くなるケースが

問題となっているのに、政府は感染拡大も抑え

られず、医療体制の整備も追い付いていません。

『切り札はワクチン』などと、感染防止対策に

サジを投げ、成り行き任せの状態です。無策の

ままでは、インド株も流入しているので、第3波

を超える医療崩壊に見舞われる恐れがあります」


 適切な治療を受けられない患者に、菅政権は

顔向けできまい。


【転載終了】

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 各国五輪関係者の入院加療も真面に

出来ない状態で開催したら日本の信用

は失墜します。


 三枝成彰氏が言うように、

「名誉ある撤退」をなぜ考えないので

しょう?


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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