植田直人氏「政府は命をなんだと思っているのでしょうか」!
私が東京五輪に断固反対する理由
【転載開始】
■植田直人氏
「政府は命をなんだと思っているので
しょうか」
公開日:2021/06/23
植山直人(全国医師ユニオン代表)
私が代表を務める全国医師ユニオンは
5月13日、政府に対し「東京大会中止」を
求める要請書を提出しました。
医療現場にいる我々は非常に大きな危機感
を抱いているからです。
そもそも、関係者のワクチン接種が
東京五輪開催の大きな鍵になっているよう
ですが、ワクチンは万能ではありません。
モノによっては90%ほどの有効性があるに
せよ、選手だけでも1万人超。
関係者を含めて5万人ほどの全員が接種した
と仮定しても、10%にあたる5000人は
感染リスクが付いてまわるのです。
変異株だって続々と登場している。
これまでコロナ対策で世界的な評価を得て
きた台湾やベトナムの牙城は、イギリス株に
よって崩壊しました。
英国にしても、5月24日の段階で2200万人
(成人の約43%)が2回のワクチン接種を
終わらせており、ロックダウンは解除され
ようかという状況でした。
それでも、インド株による感染拡大が進んで
いる。
変異株は感染力が強化したことはもちろん、
ワクチンが効きにくい可能性すら示してい
ます。
■夏はただでさえ医療現場が逼迫する
私が懸念するのは感染拡大だけじゃない。
一年のうち、病院がもっとも忙しいのは冬
と7月、8月です。例年、夏は熱中症患者
の対応に追われ、どこの病院もてんてこ舞い
になる。
そこにコロナ対策が加わるのです。
熱中症の症状は発熱やだるさなどで、
コロナと似ています。
そのため、救急隊が熱中症疑いの人に駆け
付ける際はコロナも疑い、完全防備で駆け
付けなくてはなりません。
現場がますます逼迫するのは明白です。
病床使用率に対しても大きな勘違いが
ある。
これは「十分な人材がいた場合」という
条件付きのものなのです。
たとえば、医者や看護師が足りなければ
「病床使用率70%」といっても、
もう新規感染者を受け入れられないなん
てこともある。
医療現場はただでさえ人材不足で、
1年半に及ぶコロナ禍で現場は疲弊しきって
います。
退職を余儀なくされる医療従事者は、
これから増加するでしょう。
他にも選手の隔離期間0日問題や、
毎日受けるというPCR検査の不確実性・・・。
不安要素を挙げるとキリがない。
これまで、政府は何をしていたのか。
PCR検査数、ワクチン接種率は先進国の中で
最低レベル。
ひとりの医師として恥ずかしい思いです。
それでも、国民の犠牲を顧みずに五輪開催へ
突き進み、いまだに観客の有無を議論して
いる惨状――。
いったいどこが「安心安全な大会」なのか。
政府は命をなんだと思っているのでしょう。
【転載終了】
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前に岩利の感染者が出る可能制を
書きましたが、300万人が移動する
として、約3万人の感染者が出ると
仮定されます。
その感染者の濃厚接触者は数倍に
昇るでしょう。
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