パラリンピックが抱える「二面性」・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■パラリンピックが抱える「二面性」・・・
コロナ感染爆発でも医療崩壊でも、
やめるにやめられない
公開日:2021/08/11
五輪はまだ終わっていない。
オリンピックが8日に閉幕。
史上最多58個のメダルラッシュに日本は
沸いた。
菅首相は「(米国バイデン大統領から)
素晴らしい成功を収めたと祝意を頂戴
した」とご満悦だったが、24日には
パラリンピックが開幕。
コロナ下での祭典はまだ続くことになる。
菅首相は10日、橋本組織委員会会長と
会談し、パラリンピックに向けた協力を
確認したが、国内では新型コロナウイル
スの感染拡大が深刻化を増している。
同日の東京都の新規感染者数は2612人、
重症者は過去最多の176人。
全国の新規感染者数も連日1万人を超え、
感染爆発が続いている。
医療現場はすでに崩壊。
入院できない自宅療養者があふれかえって
いる。
それでも国や組織委員会はパラリンピック
を中止にする気はさらさらない。
■やめるにやめられない
スポーツ愛好家の菅野宏三氏
(ビジネス評論家)は、
「オリンピックをやってしまった以上、
パラリンピックだけ中止というわけには
いかないでしょう」とこう言う。
「健常者の大会を開催して、障がいを
持っているアスリートの祭典を中止という
のは、差別につながりかねない。パラリン
ピックはさまざまな障がいがあるアスリー
トたちが個性や能力を発揮できる場であり、
中止すれば、障がいのある人が障がいのな
い人と同等に生活し、共にいきいきと活動
できる社会を目指すという、ノーマライゼ
ーションの理念にも反する」
さらに菅野氏は続ける。
「パラリンピックに出場する選手には、努力
の成果を発揮するステージを与えてあげたい
という思いはあります。一方で、コロナ感染
の現状を見れば複雑な気持ちです。菅首相は
『五輪と感染拡大は関係ない』と言っている
が、オリンピック・パラリンピック、甲子園
大会などのビッグイベントをやっていれば、
外出していいだろうという気持ちになる。
人流増を誘発していることは専門家も指摘し
ていますから」
9日には事前合宿のため来日したガーナの
パワーリフティング代表スタッフ1人の感染
が成田空港の検疫で判明。
陰性だった選手らは濃厚接触者かどうか判断
されないまま合宿地の福島県へ移動している
ことも分かり、五輪で問題視されたことが
早速繰り返されている。
パラリンピックは24日に開幕し、9月5日
まで続く。
その頃コロナ感染や医療現場はどうなってい
るだろうか。
【転載終了】
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>オリンピック・パラリンピック、甲子園
大会などのビッグイベントをやっていれば、
外出していいだろうという気持ちになる。
これは、お盆の帰省にも繋がっている
ように思われます。
>パラリンピックは24日に開幕し、9月5日
まで続く。
この間に自宅療養の方達が死亡するケース
が多発したら、菅政権はオリパラのために、
国民を見殺しにしたとの誹りは免れません。
政権与党は下野するほどのダメージを受ける
かも知れないですね。
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