”アンチ自公”の識者団体「共同テーブル」が発足・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■”アンチ自公”の識者団体「共同テーブル」

 が発足 立憲民主党にもチクリ

 公開日:2021/08/19


 「政治に参加してこなかった人たち、政治

に見捨てられた人たちへもしっかりとクワ入れ

をする運動にしたい。立憲民主党が脱原発を

きちんと打ち出していない不満もある。労働

組合に引っ張られるものではなく、労働組合

を引っ張るものが必要だ。野党共闘に厚みを

与えたい」


 識者らによる団体「共同テーブル」は

8月18日、参議院議員会館で記者会見を開き、

発起人を代表して評論家の佐高信氏が設立の

抱負を語った。

20年9月に旧国民民主党と合流し、

連合(日本労働組合総連合会)の支援を受け

るようになったことで立憲民政党(立民)は

脱原発に消極的になったとの指摘がある。


 共同テーブルへの賛同者は8月17日時点で

185人。

言論人、活動家、大学教員、弁護士、政治家

らが名を連ね、当日の会見には纐纈厚、

白石孝、杉浦ひとみ、竹信三恵子、前田朗、

清水雅彦の各氏が出席した。


 共同テーブルは

<いのちの安全保障確立に向けて非正規社会

からの脱却宣言>を掲げ、佐高氏による起草文

の冒頭では32歳という若さで急逝した歌人、

荻原慎一郎の

「非正規という受け入れがたき現状を受け

入れながら生きているのだ」

「箱詰めの社会の底で潰された蜜柑のごとき

若者がいる」という歌が引かれている。

「若い人は非正規雇用で先が見えない状況に

置かれている。そこにもっと耳を傾けなけれ

ばならない」と佐高氏は話した。


■「左翼リベラルはあらためて結集すべき」


 憲法学者の清水雅彦・日本体育大学教授は

「菅政権は9条改憲を本命とした改憲をやろ

うとしているが、いまやるべきことはコロナ

対策だ。日本は憲法25条で生存権を保障して

いるのだからコロナ対策を徹底しなければな

らない。(保健所での)PCR検査を徹底しな

いのは医療崩壊を招くからといわれてきたが、

この間の新自由主義政策によって1992年には

852カ所あった保健所は今年には470カ所に

まで減らされた。日本の医師の数は1000人

当たり2.4人とOECD諸国36カ国中32位。

憲法25条の理念を実現してこなかったから

こうなっていると思う。きちんと憲法理念を

実現する政権をつくらなければならない」

と憲法の視点から自公政権を批判した。


 また「共同テーブル」と野党との関わりに

ついては

「基本は立民を先頭に政権交代を目指さない

といけないが、私は将来的には欧州的な保守

対社民主義の国家になってほしいと思ってい

る。きちんとした社会民主的な勢力が必要だ

と考えて今回参加した。戦後日本の左翼リベ

ラルは分裂して小さくなってきたが、あらた

めて結集すべき。社民党、新社会、緑の党に

も呼びかけた」(清水氏)とも説明。

8月28日には三団体の代表が集まる

シンポジウムも予定されている。


 共同テーブルは日本国憲法の理念の実現、

米中との等距離外交、脱原発の立場をとる

ことは明らかにしているが、

「国会議員を生むことが目的ではない。日本の

根っこを変えていければいいと思う」

(白石孝・NPO法人官製ワーキングプア

研究会理事長)など賛同者の意見は十人十色。

果たしてアンチ自公への起爆剤となるか。


【転載終了】

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 枝野立憲民主党は、政権奪取の気概

がないと見切られたのでしょう。


 立憲民主党は、今の政治姿勢のまま

では支持率の回復は望めないでしょう。


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