コロナ病床使用率80%の和歌山県が「宿泊療養」開始 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ病床使用率80%の和歌山県が
「宿泊療養」開始 小池都政“自宅放置”
との決定的な違い
公開日:2021/09/02
新型コロナウイルス患者の「全員入院」
を貫いてきた和歌山県。
病床逼迫を受け、1日から「宿泊療養」
をスタートさせた。
県を取材すると、入院できない患者を
宿泊施設に入れる東京都などのケース
とは全く別物だった。
1日の和歌山県の病床使用率は80%
(入院患者466人/確保病床578床)と、
ステージ4(50%)をはるかに超える
ほど深刻だ。
8月下旬には9割を超え、県は宿泊療養の
導入を決定。
和歌山市内の「東横INN」を1棟まるごと
借り上げ、151室を確保した。
駐在する看護師が24時間態勢でケアし、
容体が急変した場合は近隣の病院に搬送
する。
■陽性者「まず入院」は変更なし
他の自治体と違うのは入所のタイミングだ。
県・健康推進課の担当者が言う。
「陽性が判明した患者を医師が診断し、まず
入院してもらうことに変更はありません。
これまでの経験上、発症後5~7日経過すれ
ば、容体が安定します。発症後5~7日経っ
た患者で無症状や軽症の場合に、再び医師が
判断し、宿泊療養をしてもらいます」
■「和歌山県は当たり前のことをしている
だけ」
入院治療により、リスクが低くなった患者
を宿泊施設に移し、病床を空ける。
そのための「宿泊療養」なのだ。
初日の1日、東横インに入所した2人の患者
も、入院していた病院から移されている。
「今後、病床の状況によっては、入院を
経ずに宿泊療養もあり得ますが、それは最後
の手段。この場合も、医師が診断して、重症
化リスクの恐れが低い患者に限定します。
陽性判明後、まず医師の診断、治療を受ける
ことが何よりも重要だと考えています」
(前出の担当者)
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「早期に医者が診断し、治療するのは医療の
イロハのイです。和歌山県は当たり前のこと
をしているだけです。発症後の不安定な時期
に入院していれば、急変しても医者が対応で
きる。早期治療は重症化も防げるので医療の
負荷軽減にもつながります。和歌山の『宿泊
療養』は他の自治体も参考にすべきです」
コロナの10万人当たりの累計死者数は、
東京が18人に対し、和歌山は6人と3分の1
だ。
都内では一度も医者の診断を受けること
なく、自宅療養を強いられ、中には、自宅
で無念の死を遂げる悲劇が相次いでいる。
「まず医師の診断」――。
小池都知事は和歌山県を見習うべきだ。
【転載終了】
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若干感染者が減ってきているような
感じですが、このまま感染者が減って
くれたらいいのですが。
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