広島県連1.5億円の河井事件に不満爆発!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■広島県連1.5億円の河井事件に不満爆発!
岸田首相に突き付けられた「アベ切り捨て」
の“踏み絵”
公開日:2021/10/08
煮え切らない男は、どっちを選ぶのか――。
安倍政権時代、参院広島選挙区に出馬した
河井案里陣営に渡った自民党のカネ
1億5000万円について“再調査”するのか
どうか、地元広島県連とキングメーカー
安倍晋三氏との板挟みにあって、
岸田首相が呻吟している。
岸田首相周辺は
「対応を間違うと、さらに支持率が下落する」
と悲鳴を上げている。
◇ ◇ ◇
自民党本部から河井陣営に渡った
1億5000万円は、公選法違反で逮捕
された河井克行・案里夫妻が“買収資金”
として使った疑いが残っている。
地元・広島のことだけに、
この1億5000万円問題をどう決着させ
るか、岸田首相にとって大問題となって
いる。
岸田首相の後ろ盾、甘利幹事長が
「再調査する考え方はない」と否定した
ことに広島県連はカンカンだ。
県連ナンバー2の中本隆志会長代理が
5日、官邸に殴り込み、岸田首相本人
と面会、
「広島県民や国民は納得してない」と
直訴。
再調査と党本部からの正式な謝罪を
求めている。
県連がここまで強く「再調査」を要請
したのは、このままでは10・31総選挙
は苦戦必至、落選者続出となりかねない
からだ。
「県内7つの選挙区から立つ候補者は、
街頭で演説する時、まず河井事件の“謝罪”
から入っている状態です。それほど地元
有権者の自民党に対する怒りと不信は強い。
選挙戦に突入したら、野党陣営も1億5000
万円問題を追及してくるはずです。だから、
どうしても党本部には、あの問題を再調査
し、決着をつけてもらいたい。実際、誰が
1億5000万円の支出を決め、何に使われた
のか不明のままですからね。岸田さんだって、
今年5月には『党として早く説明を』と、
当時の二階幹事長に要請していた。早く調査
を表明して欲しい。でないと選挙を戦えま
せんよ」(地元自民党関係者)
■真相解明、謝罪がないと選挙に勝てない
しかし、1億5000万円問題の再調査を
するとなると、キングメーカーである
安倍元首相を敵に回すことになる。
「当時、党総裁だった安倍さんにとって、
1億5000万円問題は“アキレス腱”です。
クローズアップされたら、また疑惑の目を
向けられる。実際、突き詰めれば、すべて
の責任は、当時トップだった安倍さんに
行き当たります。だから、再調査など絶対
に許さないでしょう。ただでさえ、安倍
さんは、幹事長人事と官房長官人事を
巡って岸田首相に不満を強めている。岸田
首相が再調査を表明したら怒り狂うはずで
す」(官邸事情通)
立憲民主党も、この問題が岸田首相を
攻める格好の材料と見て、
「再調査するのかどうか」を問う公開質問状
を送っている。
政治評論家の本澤二郎氏は言う。
■地元広島県連を取るか、安倍前首相に忖度か
「これまで、ずっと安倍元首相に従って
きた岸田首相ですが、今回ばかりは踏み込ま
ざるを得ないのではないか。地元有権者の
みならず、多くの国民が真相解明を求めてい
ます。ここで踏み込めなければ、国民から
総スカンを食らい、衆院選で大ダメージを
受けることになる。逆に『再調査する』と
表明すれば、少しは支持率もアップするはず
です」
「人の話をよく聞く」ことをアピールする
岸田首相は、まさか地元県連を見殺しにして、
安倍元首相の話にジッと耳を傾けるのか。
【転載終了】
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岸田氏に全てを押し付けるのは
酷ですよね。
70有余年続いてきた党の金権体質
を変えないと。
それには、総選挙で政治理念を高く
持ち、志のある議員を選出する事が
必要です。
「この国民にして、この議員」と
言う言葉があるとように、国民の意識
レベル以上の議員は現れません。
日本国民の政治意識レベルの低さは、
海外からも指摘されています。
10月総選挙は、今までになく重要な
選挙になる気がします。
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