安倍元首相の凋落と不人気ぶりが話題に・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍元首相の凋落と不人気ぶりが話題に・・・
地元・山口“お国入り選挙”でも2万票減、
焦る本人
公開日:2021/11/05
今回の衆院選を経て、「3A」の覇権は
終わるということか。
選挙区で落選した甘利前幹事長の失脚に
続き、政界では安倍元首相の凋落が話題
になっている。
選挙区で圧倒的に勝利してきた安倍元首相
の集票力に衰えが見え始めたからだ。
◇ ◇ ◇
公示日の10月19日、安倍元首相の姿は
地元の山口県下関市にあった。
選挙区の山口4区で第一声を上げたのは
12年ぶりのことだ。
首相在任中は全国各地を飛び回り、
地元には帰らなかったが、本人不在でも
過去3回の衆院選は常に10万票以上を
獲得。
70%を超える得票率で圧勝してきた。
今回は地元入りしたことで、さらなる
得票が見込まれていた。
「最終盤の29日からも地元で選挙活動
をしていたので驚きました。自ら選挙カー
に乗って選挙区を遊説して回っていた。
ジャーナリストの桜井よしこ氏も応援に
駆けつけ、『安倍さんを全国一の得票で
当選させましょう』と訴えていました」
(地元関係者)
投開票日、当選の知らせを党本部では
なく地元で受けたのも12年ぶりだ。
もちろん早々と「当確」が打たれたが、
その勝ち方は安倍元首相にとって誤算
だったのではないか。
■ライバルの河野氏、石破氏、林芳正氏
に完敗
「全国一」を目指したはずが、
安倍元首相の得票数は8万448票と、
前回2017年衆院選から2万4000票も
減らした。
得票率も70%を下回ってしまった。
12年ぶりに地元で選挙活動に精を出した
割に、意外なほどの不人気ぶりがうかが
える。
得票数でいえば、全国1位は21万515票
を獲得した河野太郎前行革担当相
(神奈川15区)だった。
05年の小泉純一郎元首相(19万7037票)、
09年の鳩山由紀夫元首相(20万1461票)
を超え、現行の小選挙区比例代表並立制
が導入された1996年以降の歴代最多得票
記録を塗り替えた。
得票率では石破茂元幹事長(鳥取1区)
が84.07%で全国トップだった。
今回の衆院選の投票率は55.93%と戦後
3番目に低い水準だったが、都道府県別に
見ると、山口県の投票率は49.67%で最下位。
全国で50%を割ったのは山口県だけだ。
中でも安倍元首相の山口4区は前回から
8.95ポイントも減って48.64%という
低投票率を記録した。
「山口4区には、“モリカケ桜”などの問題
がこれだけ噴出しても安倍氏を信任するのか
と、全国から厳しい目が注がれていた。地元
の有権者も、安倍氏には入れたくないが、他
に有力な対抗馬もいないからと棄権した人が
多かったのでしょう。“安倍離れ”が進む危機
感が12年ぶりの地元入りにつながったのかも
しれません。今では山口県全体の期待が、
総理総裁を目指して衆院山口3区に鞍替えし
た林芳正氏に移っているように感じます」
(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
林元文科相は9万6983票を得て、得票率
も76.94%という圧勝だった。
甘利前幹事長の辞任を受けて幹事長にスライド
する茂木外相の後任にも名前が挙がる。
外相就任なら、首相候補として林氏に対する
地元の期待はますます高まるだろう。
安倍元首相は完全に「過去の人」になってし
まう。
「その焦りもあって、今月中の派閥復帰を
画策していると聞きます。細田派の細田会長
が衆院議長に就任すれば、会長の座が空く。
細田派から安倍派に衣替えし、最大派閥の
領袖として影響力を堅持するつもりでしょう」
(自民党関係者)
いいかげん、後進に道を譲ればいいのに、
権力欲と自己顕示欲は衰えないようだ。
【転載終了】
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個人的には、安倍氏が表に出れば出る
ほど地元の良識を批判してきましたから。
やっと地元も認識してきたのですかね?
派閥会長も思いきって若返りをするの
もいいかも。50代に。
二度も首相をやったのだから引退すれば
いいものを、怖くて出来ないのでしょう。
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