ガソリン価格高騰で地方経済へのダメージ拡大・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ガソリン価格高騰で地方経済への
ダメージ拡大 各地の企業から悲鳴が
上がる
公開日:2021/11/17
原油高の影響が、地方経済にも拡大して
いる。
ガソリンや軽油の価格高騰による運送業へ
の影響のほか、重油など他の燃料も軒並み
値上がりしていることで、漁船や温泉施設
などのコストも上昇。
各地の企業から
「ただでさえ厳しい局面に燃料高が追い
打ちをかけている」(長野県の運送会社)
といった悲鳴が上がっている。
レギュラーガソリン店頭価格(8日時点)
が175円60銭と、離島の多い長崎、鹿児島
に次いで全国で3番目に高い長野。
県内を地盤に70年以上運送業を営む長野運送
(長野市)では、トラックの主要燃料である
軽油の価格が「1年前と比べ1.5倍に跳ね上が
った」(松本清社長)という。
燃料費全体では3割増で、
「上半期の営業利益が前年同期比で11.2%減」
(松本清社長)という厳しい状況だ。
赤潮が原因とみられる被害に悩まされる
北海道。
ここでも漁船の燃料高騰が漁業者に打撃を
与えている。
釧路市東部漁業協同組合の担当者は
「赤潮で秋サケが取れない状況に、燃料高騰
はダブルパンチだ」と話す。
従業員の人件費削減も難しい中、
「漁網や輸送用発泡スチロールなどの資材も
値上がりしている」(えりも漁業協同組合)
といい、事業環境の厳しさは増している。
緊急事態宣言などの全面解除を受け、
新型コロナウイルス禍からの回復を目指す
観光業にも、原油高が影を落とす。
札幌市内のホテル
「定山渓万世閣ホテルミリオーネ」では、
温泉の温度調節に使うボイラーの使用時間
を短縮するため、温泉の熱を活用する。
それでも、例年の冬場に月100万円かかって
いる重油代が「今季は120万円程度に上がる」
(施設担当者)見通し。
今後は暖房用の電気代も上がるとみられ、
担当者は「じわじわと影響が出てきそうだ」
とため息をつく。
燃料費高騰をカバーするには価格転嫁が
必須。
しかし、
「顧客も円安による原材料高などに苦しん
でおり、値上げには応じてもらえない」
(長野運送の松本社長)のが実態だ。
一方で、
「お客さまに迷惑がかかるような(経費の)
節約はできない」(北海道のホテル運営会社)
との思いもある。
経済産業省は相談窓口を開設し、資金繰り
支援などに万全を期す構えだが、事業者に
とって厳しい冬となりそうだ。
【転載終了】
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政府は、“トリガー条項解除“を拒否
しました。
こういうときに発動しないでいつ発動
するんでしょうかね。
こういうのが、宝の持ち腐れと言いま
す。
この辺が、来年の景気に影を落とす
ような気がします。
ガソリン高が流通などに反映され、
値上げラッシュになるでしょう。
長野県は現在ハイオクで182円です。
レギュラーは、多分171円ですかね。
参議院選は景気対策が争点なります
かね。
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