総裁派閥が反安倍へ・・・?

ジャーナリスト同盟Web機関紙

【転載開始】

■総裁派閥が反安倍へ


<福田の安倍退陣発言に細田派会長も同調か>

 「安倍は日本を破滅させる」という清和会

正統派オーナーである福田康夫の、最大級の

言葉による安倍退陣要求に、総裁派閥の細田派が

揺れている。

閥務ゼロの安倍晋三である。

足元からの退陣論に、官邸は動揺を見せている。

原発問題では、既に小泉純一郎から非難を浴びて

きた安倍だ。

閣内にお友達は姿を消し、安倍家の執事である

加藤勝信と、唯一のお友達の菅義偉のみ。

死に体政権下の福田の怒りの行方が注目されて

いる。


<衛藤征四郎も反安倍へ>

 細田会長の父親・吉蔵は、福田の実父・赳夫の

側近として知られた。

本人も、普段は父親のような穏健な人間だが、

ことと次第では激しい感情をむき出しにする。

むろん、福田家に対する忠誠は今も変わらない。


 その福田の怒り爆発に「さもありなん」と同調して

いると見られている。

最高顧問格の衛藤征四郎もまた、同様である。


 安倍・国家主義立法の強行に加えて、官邸を

犯罪の巣にした心臓に対して、御大が

「自民党どころか日本を破滅させる」と怒りだした

ことに、細田は派内の動揺を抑えながらも、

その心情に深く理解している。


 細田派の幹部連の多くが福田の怒りに、

諫めるどころか同調している。

というのも、福田の性格をよく承知しているせいで

ある。

何かあっても、飄々として態度を表に出そうとしない。

よほどのことがない限り、声に出すことはしない福田

である。

それでいて、遂に声を発したものだから、福田赳夫の

恩義を受けてきた幹部連は、一斉になびく。


<派内は馬糞の川流れ>

 細田派は、大半が小泉チルドレンと安倍チルドレン

である。

総裁派閥の恩恵を受けたい、という願望から、

清和会メンバーになっている議員ばかりだ。


 安倍に、特別恩義を受けたという議員はほとんど

いない。

安倍に忠誠を尽くすものなどいない。

現に、若手の不倫やら破廉恥議員のほとんどが

細田派・清和会メンバーである。

ワシントンの意向で首になった稲田を助ける人物も

いない。


 清和会の事情に詳しい関係者は「いまの細田派は、

馬糞の川流れそのもの。

烏合の衆ばかりで、安倍のために火の中水の中に

飛び込む勇者は一人もいない」と語っている。


<浮き草の心臓>

 総裁派閥も名ばかりなのだ。福田康夫の怒りの前に、

安倍は完全に足場を無くしてしまったことになる。

いつでも落下する運命にある。

浮き草なのだ。無力野党のお蔭である。

野党が延命装置となってくれている、という不可解な

死に体政権である。


 口を開けば、実現ゼロの9条改憲論を、安倍機関紙の

読売と産経に記事にしてもらうだけだ。

秋の臨時国会に改憲案を示し、2020年に憲法を

改悪させるという安倍発言を信じる者はいない。


 もはや安倍ラッパを信じ込む国民は多くない。


 いい加減な世論調査にすがるだけの心臓だから、

心臓にもよくない。安倍日程は、極端に絞られている。


 「信なくんば立たず」は、清和会の伝統である。

本家の福田から即退陣せよ、とドスを喉に突き付け

られた安倍が、今である。

野党による延命装置がいつまで持つのか。

5年も安倍をど真ん中で支えてきた麻生太郎は

「もういいだろう。おれも若くないんだから」と匕首を

突き付けてきている。

幹事長の二階は、これまた油断できない。

四面楚歌の安倍である。


<衆院の現前議長に支援求める異常>

 先ごろ、安倍首相は大島衆院議長と伊吹前議長と

食事をしている。

国権の最高機関の長が、首相と仲良く食事することは、

三権分立が崩れている証拠である。


 まっとうなメディアであれば、厳しく追及するだろうし、

野党が黙っていない。

現実は、メディアも沈黙、野党も沈黙である。

予算委理事だけでなく、議運委理事にも毒が回っている

証拠だ。

議運委は国会運営のかなめであって、国会対策委員会

ではない。


 官邸も議会も腐臭がこびりついてしまっている。

 まだある。伊吹は二階派である。

安倍は二階を外して伊吹を接待している。

二階のメンツは丸つぶれである。

安倍が二階を信用していない証拠である。


 「衆院議長は国権の最高機関の長である。ゆえに

派閥も党籍も離脱している。それなのに現職の首相と

私的に会食をしている。こんなことは聞いたことがない」

と専門家は厳しく査定している。


 議会制民主主義の下で、あってはならないことだ。

朝日も赤旗も指摘したとは聞かない。


 官邸・議会とメディアまでが腐っているのである。


<加藤勝信もSOS>

 「安倍家の執事」である加藤勝信について、日本医師会

から、任意団体である議員連盟に600万円が振り込まれ

ている事実を、赤旗と日刊ゲンダイが記事にして、既に

加藤を批判している。

今回、加藤が厚労相に横滑りしたことから、日刊ゲンダイは

再び取り上げた。


 なんと日本医師会も、政治資金規正法違反だと感じて、

600万円献金を抹消してしまったという、新たな事実が

発覚した。


 日本共産党の小池は医師である。

内部からの調査に奔走しているという。

朝日新聞の政治部ではなく、社会部が取材を開始した。

この議連幹部には、副総裁の高村や法相の上川も

メンバーだ。

600万円の追及に安倍家の執事もSOSである。


 それかあらぬか、安倍・伊吹・大島の会食に加藤も

割り込んでいた。

彼らのたくらみがどう展開するのか。

足元から福田に揺さぶられ、藁をもつかむ心臓ゆえの

暴走なのか。


 「加計事件では、ワーキンググループの八田座長の

嘘も発覚してきた。逃げる昭惠と加計、そして今治市長

の国会喚問で、心臓は止まる」という分析は、よりはっきり

してきた。

大阪地検特捜部の捜査が、公正・公明に進行するのか?

国民の厳しい監視が求められている。


 福田を激怒させたであろう安倍事件は、いよいよ

これからが本番である。

2017年8月7日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


【転載終了】

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内閣改造したが、支持率の回復も思わしくないようですし、

頼りの派閥の雰囲気も怪しげなようですね。


 「日本ファーストの会」が立ち上がり、

解散も難しいかもしれませんね。


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