2022年も居酒屋は“受難の年”・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■2022年も居酒屋は“受難の年”・・・

 客足戻らぬまま協力金カットで

 「倒産ラッシュ」の可能性

 公開日:2022/01/15


 2021年(1~12月)の「居酒屋」の

倒産件数は、152件(前年比12.6%減)

と、2020年(174件)に次いで、

過去30年間で2番目の多さだったことが

わかった。

東京商工リサーチが集計した。

新型コロナの影響をモロに受けた形だ。


 その一方、コロナ禍の“巣ごもり需要”

の恩恵を受けて、

「持ち帰り飲食サービス業」の倒産は16件

(同38.4%減)、

「宅配飲食サービス業」も23件

(同37.8%減)と、過去10年間で最少を

記録した。


 居酒屋は2021年、「緊急事態宣言」が

度々発令され、「時短営業」を強いられた。

2022年も、年明けからオミクロン株の感染

が拡大し、沖縄、広島、山口に

「まん延防止等重点措置」が適用されて

いる。

2022年も居酒屋には受難の年になるのか。

外食ジャーナリストの中村芳平氏はこう

言う。


 「この2年間、倒産した居酒屋もありま

すが、時短営業の協力金を受け取り“バブル”

となった店も結構あります。時短営業に協力

すると1日に最高6万円ももらえますからね。

1カ月に25日営業だとすると、何もしなく

ても月に150万円の収入となる。居酒屋が

正念場を迎えるのは、むしろ新型コロナの

感染が落ち着いた後です。この2年間で国民

の生活スタイルは大きく変わってしまった。

新型コロナが収束しても、以前のように

サラリーマンで居酒屋が満員になることは

ないでしょう。居酒屋業界が恐れているの

は、客数はコロナ禍以前に戻らないのに、

“緊急事態宣言”や“まん延防止等重点措置”は

発令されず、国からの支援がなくなる状況

です。2022年は、そうした年になる可能性

が高いと思います」


 この2年間で飲食店は、借金も増えている。

コロナの打撃が本格化する前の2020年3月期

の借入金は、4.2カ月分だったのに、

21年3月期は9.2カ月分に膨らんでいる。

一般的に5カ月分を超えると借りすぎだと

される。


 現在は政府系金融機関による実質無利子・

無担保融資によって救われているが、

コロナ禍が収束すれば、そうした支援もなく

なる。


 2022年の居酒屋の倒産件数は、過去最悪

となる恐れがある。


【転載終了】

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 焼き肉店の感染が少ないのは、

硝煙ダクトがあるからですかね。


 なんとか、居酒屋もこのような

設備でなんとかならないですかね。


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