2020年の給与明細 月収30万円会社員の手取り年収は29万円減・・・

週刊ポスト

【転載開始】

■2020年の給与明細 月収30万円会社員の手取り年収は29万円減

 2018年10月の消費税率8%から10%への

引き上げにとどまらず、2019年には「年金大改悪」

が予想されている。


 この10月から厚生年金保険料が18.3%まで

引き上げられる。

国は2004年の制度改革時、

「保険料アップは2017年10月まで」と宣言したが

“その先”があるのだ。

年金制度に詳しい“年金博士”こと社会保険労務士の

北村庄吾氏が指摘する。


 「国は年金制度を検証する2014年の『財政検証』で、

“所得代替率50%を維持するには25.9%の保険料率

が必要”との方針を突如打ち出した。次回の『財政

検証』が行なわれる2019年には『保険料率25.9%』の

実施が本格的に検討されるはずだ」


 注意すべきは2019年以降に負担増となるとみられて

いるのは厚生年金保険料だけではないことだ。


 「国の社会保障給付費はこの20年余りで58兆円

から143兆円まで膨れ上がったが、今後保険料を

負担する被保険者は1割減る。健康保険料や介護

保険料などについてもの負担増は避けられず、

2019年以降はサラリーマンの給料の60%が天引き

される時代が到来すると考えられる」(北村氏)


 北村氏の協力のもと「給与明細」がどう“変化”するか

のシミュレーションを別掲した。

42才男性、42才の専業主婦がいるケースで、

月収30万円のサラリーマンなら手取り年収は約29万円も

減るのだ(287万4840円→258万5880円)。


 収入からは天引きして、支出には税をかける。

「取れるところから取る」という為政者の姿勢が

鮮明になってきた。


【転載終了】

**************************


 日本の賃金は、手当で誤魔化されている部分も

ありますね。


 個人的にも、現場から技術系に移動した時に、

結構な年収ダウンでした。


 職場の飲み会でも、

「こんなに苦労して現場より低い給料じゃやってられないよ」、

との愚痴も。


 ところで、トヨタ自動車が12月に新制度を導入する。


 残業時間に関係なく月17万円の手当を一律支給した上で、

実際の残業時間が一律の手当分を超えた場合には残業代を

追加支給する。

柔軟な働き方により生産性の向上と人材育成を図るのが狙い。


 新制度の対象となるのは、勤続10年以上の事務職や

技術職の係長クラス約7800人。

本人の申請に基づき、会社側が適用を承認する。


 月17万円の残業代は、平均45時間超の残業代に

相当するという。

会社側はこの時間を超過した分の手当も支給する。

また、過重労働を防止する目的で、平日5連休を含む

年間20日の休暇取得も義務付ける。

 ということです。


 まあ、トヨタだからできるというところもあるのかな!


0コメント

  • 1000 / 1000