米国の“脱ユネスコ”は戦争準備か・・・!?

日刊ゲンダイDIGITAL

【転載開始】

■過去の脱退中に3度開戦 米国の“脱ユネスコ”は戦争準備か

  2017年10月17日


 「25年間、何も得られず、交渉に失敗してきた。

機能するのは一つだけだ」とツイートし、北朝鮮

への強硬措置も辞さない姿勢を誇示している

トランプ米大統領。

イランと主要6カ国(米英仏ロ中独)が2015年に

結んだ核合意の破棄も示唆し、次々と敵対国を

増やしている。

加えて、12日、米国とイスラエルは、「反イスラエル」

に偏向しているとして、国連教育科学文化機関

(ユネスコ)からの脱退を表明。

国際社会の輪から距離を置こうとしている。


 トランプ米国の一連の行動に不穏なムードを感じ

取っている外交関係者は少なくない。

というのも、米国は1984年にも政治的な偏向がある

などとしてユネスコを脱退。

その後2003年10月に再加盟しているのだが、

この脱退中に、3度も戦争を仕掛けているのだ。


・1991年1~2月「湾岸戦争」

 イラクのクウェート侵攻を口実に米国中心の多国籍

軍がイラクを攻撃。2月28日に停戦。


・2001年10月~現在「アフガン戦争」

 9.11米国同時多発テロの首謀者アルカイダと通じて

いるとしてタリバン政権下のアフガニスタンを攻撃。

戦闘は2カ月で終結。対テロ作戦のため現在も米軍が

駐留。


・03年3月~11年12月「イラク戦争」

 「大量破壊兵器保有疑惑」のフセイン政権打倒で

イラクを攻撃。

03年5月1日ブッシュ大統領が「大規模戦闘終結宣言」。

駐留の米軍はオバマ大統領の下、11年に撤退。


 米軍の先制攻撃による戦闘はいずれも短期で終結して

いる。

03年のイラク戦争では、秋には大規模な戦闘攻撃の

必要はなくなっていた。

そのタイミングでユネスコに再加入している。

まるで、“戦争の巡業”から戻ってきたかのようだ。


 「世界遺産などを所管するユネスコは戦争の悲劇を繰り

返さないとの理念を持っています。米国もユネスコに加盟

しながら、自然や文化を破壊する戦争を、自ら仕掛ける

ことに気が引けるのでしょうか。今回の脱退表明も、北朝鮮

かイランか、来るべき戦争に向けて“身軽”になりたかった

のかもしれません」(外交事情通)


 ユネスコ脱退は来年末――杞憂で終わればいいが。


【転載終了】

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 イランとの開戦となれば、ロシアとの大々的な

戦争となります。

今のアメリカがそんなリスクを侵さないでしょうね。


 2日に中国は空母ロナルド・レーガンの香港寄港を

許可しており、異例の処置といえるでしょう。


 中国とキッシンジャー交渉で米国の先制攻撃と

中国特殊部隊が北に侵入する作戦を実行か?

との情報もあり、ティラーソン国務長官の、

「外交努力は、最初の爆弾が投下されるまで続く」、

という微妙な発言が気がかりですね。


 どちらにしろ、集団的自衛権行使が懸念されます。


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