仏ル・モンド紙、「改憲の本質は大日本帝国の復活」と喝破!
LITERA
【転載開始】
<仏ル・モンド紙が「安倍首相の改憲の本質は、
大日本帝国の復活」と喝破!>
■愛国を謳いながら対米従属という右派の矛盾を体現する
安倍政治
記事の最後の章では、安倍政権の国際政治が、
ナショナリストでかつ対米従属派であるという
「右派の両義性」の象徴であると断じ、
安倍の歴史修正主義も相まって、
東アジア情勢にも悪影響を与えているとする。
そのうえで、再度、安倍の悲願である9条改憲に
ついてこう述べている。
〈日本が独自の権限を主張し、軍隊の法的地位を
付与し、国際安全保障協力を促進する法的枠組み
を有することを妨げるものは何もない。しかし、帝国
日本軍の残虐行為(1937年の南京虐殺や「慰安婦」
など)に関する立場を争う人物が憲法改正のタクトを
振るっていることは、日本の世論に明らかに不安感を
与えているのである。〉
どうだろうか。
ル・モンドといえば、これまでも戦後70年の安倍談話に
ついて、「安倍総理大臣個人として、過去の侵略や
植民地支配に対する謝罪を一切行っていない」と
はっきり指摘。
サミットのときに安倍首相が“世界経済の現状は
リーマンショック前の状況とそっくりだ”という趣旨の
捏造発言を行なった際も、「安倍晋三の無根拠な
お騒がせ発言がG7を仰天させた」と銘打ち、
しっかり批判していた。
ル・モンドだけではない。
同じく仏高級週刊誌「ロブス」や英経済紙「エコノミスト」
は、日本のマスコミが安倍政権と日本会議の関係に
注目する前から〈経済的改革者のイメージとは程遠く、
日本の総理大臣は大日本帝国への回帰を目指す極右、
歴史捏造主義団体と一心同体である〉(ロブス)、
〈(日本会議は)憲法改正に必要な国民投票の実施を
目指し、100万人の署名を集めている。
憲法9条を撤廃し、伝統的な家族観を大事にするような
憲法を求めている。
2012年に作成された自民党改憲草案は、こうした
日本会議の主張をいくつも採用している〉(エコノミスト)
などと報じていた。
他にも、安倍首相がオバマの広島訪問を政治利用した
ときも、米紙「ニューヨーク・タイムズ」や英紙「ガーディアン」
などは安倍政権に批判的に報じていた。
一方の日本のマスコミはどうだろう。
東京新聞など一部を除いては、安倍首相を名指しして
歴史修正主義者と批判することもほとんどない。
今回の選挙でも、「極右集会」「おとなの塚本幼稚園」と
評された安倍首相の街宣の実態をまともに報じる
メディアもほとんどなかった。
海外メディアから安倍政権が「極右」「ナショナリスト」
「歴史修正主義」などとたびたび批判されていることに
ついても、ベタ記事で触れるだけだったり、わざわざ
政権を擁護する文化人や学者のコメントを入れるなど、
あからさまに“忖度”している。
しかもこのままでは、衆院選に大勝した安倍首相が、
憲法改正に動き出すなかで、今後、さらに国内マスコミが
萎縮していくのは必至だろう。
しかし海外メディアによる安倍政権批判の多くは、
ネトウヨや右派が喧伝するような陰謀論的日本叩きなど
ではなく、今回のル・モンド紙がそうであるように、
いずれもきわめて冷静かつ客観的な指摘だ。
国内メディアにもなんとか気骨ある報道を
のぞみたいのだが……。
(編集部)
【転載終了】
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改憲については、日本国内より海外の方が
神経質になっているのでしょうかね。
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