コロナ第6波で治療を受けられない「無念死」急増・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ第6波で治療を受けられない
「無念死」急増・・・「1月151人」が
示す岸田政権の患者放置
公開日:2022/02/13
悔やんでも悔やみきれないのが、治療を
受けることなく命を失う「無念死」だ。
第6波で確認例は激増し、第5波を上回り
そうな勢いだ。
岸田政権は病床数を増やし、足元の病床
も数字上はパンパンではない。
それでも、なぜ入院できずに亡くなる
ケースが相次いでいるのか──。
◇ ◇ ◇
警察庁の集計によると、新型コロナに
感染し、自宅や施設で容体が急変するなど
して亡くなった人(以下、無念死)が1月
は全国で151人に上り、前月の3人から
50倍以上も急増した。
最多は東京の35人。次いで大阪25人、
京都、兵庫が各10人と続く。
1カ月で151人は、第5波の昨年8月の250人
に次ぐ過去2番目の多さだが、第5波よりも
事態は深刻に進行している。
月別の死者と無念死をまとめた(別表)。
第5波の入り口だった昨年7月の死者は
410人だったが、無念死は31人と死者全体
の7.6%だ。
一方、第6波の入り口である1月では、
死者422人は昨年7月とほぼ変わらないが、
無念死は151人と全体の35.8%にも上る。
感染拡大の初期は、まだ病床に余裕が
あり、医療にかかれない無念死は発生
しにくいはずなのに、第6波は様相が異
なる。
■「病床に余裕あり」は見せかけ
さらに、この先も無念死は増える見通し
だ。
今月の死者数は11日までで1278人。
すでに昨年8月の874人を大きく上回って
いる。
今年1月の無念死率は昨年8月よりも高い。
今月の数字が過去最多になる可能性は極め
て高いだろう。
昨年秋、岸田政権は第5波のピーク時の
3割(約1万人)増となる約3万7000人分
の病床を整備した。
実際、厚労省が発表した2月2日時点の
全国の即応病床は3万9140床となっている。
対する入院患者は2万2653人で病床使用率
は57%。この状況で入院できない急変死が
相次ぐのは理解できない。
西武学園医学技術専門学校東京校校長の
中原英臣氏(感染症学)が言う。
「全国の病床に余裕があるように見えるのは、
入院のハードルをかつてなく高くしているか
らです。基礎疾患がある高齢者も軽症なら
自宅療養。重症化リスクのある人まで検査が
なかなか受けられず、陽性と分からずに亡く
なるケースも起きています」
第5波のピーク(8月29日)の療養者数は
23万人だったが、今月10日時点では86万人
と4倍近くに膨れ上がっている。
病床の余裕を装っても、しょせんは見せ
かけ。
無念死が相次ぐのは、過去の「波」以上に
適切な治療が行き届いていないからだ。
「飲食店対策中心のまん延防止等重点措置
の延長が決定された同じ日(10日)、警察庁
から、1月の急変死急増が明らかにされまし
た。ところが、治療を受けられず亡くなる
ケースが増えている深刻な事態に対する措置
は示されなかった。警察庁の集計を何とも
思わないのでしょうか。岸田政権に国民の命
と健康を守る気があるとは思えません」
(中原英臣氏)
岸田首相は自民党総裁選で「医療難民ゼロ」
を公約に掲げていた。
これ以上、無念死を出してはいけない。
【転載終了】
**********************
やはり、前にも書きましたが、軽症
と言う情報が一人歩きした事で、準備
が出来ていなかったことが要因として
上げられるのではないでしょうか。
感染力がデルタの1.5倍以上という
事を失念していたのでは?
0コメント