「陽性率」東京・大阪40%超えの異様 ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■「陽性率」東京・大阪40%超えの異様

 コロナ第6波は本当にピークアウトして

 いるのか?

 公開日:2022/02/18


 「新型コロナの感染拡大は2月上旬に

ピークを越えた」──。

政府の専門家からはこんな指摘が上がって

いる。

確かに、17日の東京都の新規感染者は

1万7864人と、前週の同じ曜日に比べて

約1000人減少。

前週の同じ曜日を下回るのは9日連続だ。

しかし、「検査陽性率」は40%と異常な

高さになっている。

検査が追いつかず、実際の感染者はもっと

多い可能性が高い。

「ピークアウトした」と危機感を緩める

メッセージを出すのは時期尚早だ。


■“世界基準”は5%未満


 17日夜時点で、東京都の陽性率は40.2%、

大阪府は43.0%。検査した2人に1人近く

が陽性という異常な高水準だ。

WHO(世界保健機関)は2020年、

国や地域が感染を制御できていると判断

する目安として、陽性率「5%未満」を基準

と示している。


 「アワー・ワールド・イン・データ」に

よると、英国は7%で、米国は12%と、

“世界基準”の5%未満に近い。

国全体で見ても陽性率45%の日本は、検査

が追いついていないだけで、実際の感染者数

はさらに多い恐れがある。


 果たして、本当にピークアウトしている

のかどうか。


 実際、岩手県や福井県では17日、

新規感染者数が過去最多を更新。

感染者数を示すグラフは右肩上がりで、

ピークに向かって駆け上がっているように

見える。


 さらに北海道では、いったんは下がった

新規感染者数が再拡大し、沖縄県も前週

の同じ曜日と比べ微増した。


 東京都では17日、従来株より感染力が

強いとみられているステルスオミクロン株

の市中感染が初確認されたから、再拡大

することも考えられる。


 島根県の丸山達也知事も、高すぎる

陽性率に懸念を示している。

15日の全国知事会のオンライン会合で、

陽性率が30%以上となった地域が多数ある

とのデータを示し、

「感染者数の正確な把握ができていない。

感染者数でピークアウトを判断できる状況

ではない」と警鐘を鳴らしていた。


■東京・大阪も死者が増え続けている


 しかも、死者数は増加の一途をたどって

いる。

17日は過去最多の271人を記録し、

3日連続で200人を突破。

2月1~17日の死者は計2446人に上り、

前月同時期(44人)の約56倍に跳ね

上がった。


 大阪府の17日の死者数は、過去2番目に

多い54人。

丸山知事は、大阪の惨状を念頭に

「緊急事態宣言を出すべき」と指摘して

いた。

それでも吉村府知事は、政府への

宣言発令要請を見送った。

首都東京のトップ小池知事も宣言発令には

消極的とされる。

岸田首相も17日、17道府県の

「まん延防止等重点措置」を延長する方針

を示したが、より強いメッセージが必要で

はないか。


 昭和大医学部客員教授の二木芳人氏

(臨床感染症学)がこう言う。

「新規感染者数が落ち着きつつあるのは、

感染者数の増加に国民が不安を覚え、自主

的に行動抑制した結果でしょう。政府の

メッセージはほとんど響いていないように

見えます。宣言や重点措置より重要なのは、

ターゲットを絞った機動的な対応です。今

は、子供から高齢者に感染が広がってきて

いることが大きな問題。子供たちに対し、

短期間で強い行動制限をお願いすることが

肝要です。『教育機会を奪うな』という

指摘がありますが、命の方が大事なのは

言うまでもありません。これは、政府の

基本的対処方針の変更で実現可能でしょう。

宣言や重点措置よりこうした対応を素早く

取ることが重要です」


 岸田首相は「機動的に」と常々口にして

いるが、全然現実が伴っていない。


【転載終了】

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>WHO(世界保健機関)の国や地域が

感染を制御できていると判断する目安

として、陽性率「5%未満」・・・


 WHOの数字からいくと、40%以上と

いう数字は国が亡ぶくらいの数字ですね。

まあ、疫病で国が亡ぶと言われることも

ありますからね。


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時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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