すでに第6波リバウンドに突入か ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■すでに第6波リバウンドに突入か
過去最強の感染力“ステルスオミクロン”
置き換わりの恐怖
公開日:2022/02/21
「オミクロンが侵入してきた時と同じ
ような感じだ。かなり広がっているので
はないか」──。
20日のNHK「日曜討論」で日本医師会の
中川俊男会長は、オミクロン株の亜種
「BA.2」について警戒を示した。
BA.2の感染力は過去最強との見方が
強まっている。
第6波の“ピークアウト”も束の間、すでに
BA.2によるリバウンドが始まっている
可能性が出てきた。
◇ ◇ ◇
BA.2は、欧州で主流の検査法では
オミクロン株として探知が難しく
“ステルスオミクロン”と命名された。
国内の検査法では探知できるものの、
流行中のオミクロン株であるBA.1と亜種
のBA.2の判別はできず、ゲノム解析で
見つける必要がある。
■広がる市中感染
ゲノム解析が実施されているのは検体
の5~10%程度。
把握できているのは氷山の一角だが、
次々と市中感染が確認されている。
名古屋市衛生研究所は市内の感染者を
中心に1日に60件ほどゲノム解析して
いるが、8件のBA.2が見つかったと、
17日に報じられた。
17日には都内でも初となる2件、18日は
仙台市でもBA.2の市中感染が確認されて
いる。
BA.1の時も昨年末から各地で市中感染
が確認され、年明けの感染爆発につな
がった。
中川会長が「同じような感じ」と言うの
もうなずける。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「BA.1から、感染力が強いとされるBA.2
へと置き換わり、リバウンドにつながる
可能性があります。BA.1の感染者が減って
も、BA.2が蔓延すれば、全体として感染者
数は上昇に転じ、最多更新もあり得る。
少なくとも、ピークから、グーンと減少す
ることは考えにくく、高止まりが続くと
思われます」
■感染力、重症化さらに手ごわい恐れ
気になるのが、BA.2の感染力と重症化
リスクだ。
BA.1よりも手ごわい恐れがある。
厚労省の専門家組織
「アドバイザリーボード」はBA.2の
実効再生産数はBA.1より18%増えると
推計している。
BA.2が主流となっているデンマーク
では、BA.2の感染力がBA.1より約33%
高いとの研究がある。かつてない感染
拡大を引き起こしているBA.1よりも
感染力が「2~3割増」とは脅威だ。
さらに、BA.2の重症化リスクはBA.1同様、
従来株よりも低いとみられていたが、
そうではない可能性が出てきている。
東大医科研の佐藤佳准教授らが行った
ハムスターによる実験では、BA.2が重症化
を引き起こす能力はデルタ株など従来株と
同等の可能性があるという。
査読前、医学誌に未発表の研究結果として、
15日にネット上に投稿された。
米CNNは「人間から見れば、BA.1よりも
厄介なウイルスかもしれない」との専門家
のコメントを紹介している。
「BA.2をオミクロン株の派生株と考える
と対策を誤ってしまいます。新たにギリシャ
文字の名称を付けるかはともかくとして、
BA.1との目に見える差異が報告されている
以上、新たな変異株として扱うべきです。
BA.1を前提とした水際対策や入退院基準な
どは、BA.2の特性を踏まえて見直すべきで
す」(中原英臣氏)
2月中旬になって39度超の発熱事例が複数
見られたり、かつてないほどウイルス量が
多い検体があるなど1月中とは様子が違って
きている、という医療現場からの報告もある。
「ピークアウト」と浮かれている場合じゃ
ない。
【転載終了】
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既に、イギリスとオーストラリア?
でしたか、デルタとオミクロンのHV
「デルタクロン」も確認されています。
2類感染症とするには、経口治療薬
の開発が欠かせません。
急がなければなりませんね。
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