中国封じ込め策完敗・・・
ジャーナリスト同盟Web機関紙
【転載開始】
■中国封じ込め策完敗
<「50兆円」の借金は国民のツケ>
忘れるところだった。新聞テレビが報道しないので、
改めて安倍外交を総括せねばなるまい。
中国封じ込めによる改憲軍拡路線のことであるが、
前者は完璧に失敗した。
「ロシア・インドのみならず、ASEAN各国、
東欧諸国に大金をばらまいての封じ込め策は、
見事に失敗した。
財界はあわてて北京にミッション派遣、公明党も急遽、
軌道修正をしている。
封じ込めに使用した血税は50兆円を上回るだろう」
との指摘は、あながち過剰分析とは言えない。
尖閣から始まって南シナ海問題で、安倍・自公内閣は、
世界に向かって中国脅威論をヒステリックにわめいて
きたが、今そうした発言がしりそぼみ、姿を消して
しまった。
<ワシントンに梯子を外されて孤立>
興味深いのは、例によって公明党の変身である。
事情通によると、中国の新聞の外国版を使って
特集号を組んでもらって、この5年間のことは、
すっかり棚に上げて「昔から日中友好の政党」と
喧伝しているという。
「特集号には相当の大金を積んだらしい」と見られて
いる。
「安倍晋三の腰ぎんちゃくで知られる太田ショウコウ
の地盤沈下」とも分析可能だが、毀誉褒貶・朝令暮改は、
歴史上、よくあることではある。
南シナ海問題で攻勢をかけてきたワシントンは、
トランプの北京訪問での経済的成果ですっかり
有頂天になって、これまでの航行の自由作戦は
消えてしまった。
ワシントンに梯子を外されてしまった安倍・自公政権
である。
TPPを否定され、それでもポチとして盲従する安倍も、
最近は心労で健康不安をまき散らしている。
<フィリピン・ASEANにも突き放された日本>
国際関係は、あくまで外交・話し合いで推移する。
中国外交の勝利ともいえるのだが、
それは当事国のフィリピンがとうに日本離れ、
ASEANとも連携して、安倍外交をスポイルして
しまった。
日本はもはや経済大国ではない。
福沢諭吉を刷りまくり、円安誘導するだけの
アベノミクスも崩壊してしまった安倍・自公内閣に、
国家の運命を託すような国は存在しない。
結局のところ、日本国民は莫大な借金を背負わ
される羽目に追い込まれてしまった。
<安倍の成果は大軍拡予算獲得で国民にツケ>
中国脅威論はもはや通用しない。
その代わりが北朝鮮に対する瀬戸際外交である。
必死で圧力、圧力を叫び続ける心臓も、
哀れをかこつばかりだ。
もっとも、一つだけ成果を手にした。
大軍拡予算の獲得である。といっても?
「子ども騙しのJアラート、当たらない迎撃ミサイルの
購入(イージス・アショア)。
言い値の即金前払いで、運用は3年後。
ステルス戦闘機F35を42機も買わされた。
東アジアの危機を増大するだけのもので、
列島に不安を助長するシロモノ」でしかない。
そのツケは、国民の懐、とりわけ庶民大衆から
略奪する血税、そこへと10%消費税が投入される
だろう。
なんとも恐ろしい安倍・自公による外交防衛政策で
あろうことか。外務省の存在価値はゼロである。
<北方4島の返還はない>
以前にも指摘したのだが、ロシアからの北方四島の
返還は絶望的である。
安倍や安倍後継内閣の下では、四島の返還はない。
米ロ関係の永久的和解が実現しない限り、
不可能である。
小学生でも理解できる理屈だろう。
四島返還と米軍基地が一体という、日米同盟の
深化なのだから。この方程式は単純明快である。
領土問題を政権浮揚策に悪用する極右内閣は、
もういらない。
<拉致被害者の帰還もない>
北朝鮮に北風のみを吹かせ続ける安倍・自公
内閣の下では、拉致被害者の希望は絶望に
終わるだけである。
家族会も5年経って、ようやくそのことを理解して
きたようだが、余りにも遅すぎる。
安倍・自公内閣に対する家族会の誤った認識に
問題がある。
解決するためには、安倍が平壌へ乗り込んで
談判すれば、即座に解決するだろう。
要は、軍拡のためには、解決したくない心臓と
トランプなのだ。
2017年11月26日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
【転載終了】
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現在の日本と中国では経済が逆転しています。
前も書きましたが、中国とことを構えるアジアの
国はありません。
いまだに、安倍首相は利用されていることに
気づかないのでしょう。
安倍首相は外交音痴なので、首相の所為というより、
忖度ばかりの側近の能力不足だと思います。
女性記者に追い込まれ、質問封じする官房長官も然り。
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