ウクライナの猛反撃で首都キエフから後退
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ロシア進軍断念か?
ウクライナの猛反撃で首都キエフから後退
公開日:2022/03/24
ロシアのウクライナ侵攻開始から1カ月
を迎える中、ロシア軍は依然として燃料や
食料不足などの問題が深刻化し、士気の
低下も著しく、ウクライナ軍が首都キエフ
をはじめ各地で反転攻勢に出ている。
米国防総省高官は23日、キエフに
向かって進軍していたロシア軍が
ウクライナ側の激しい反撃を受け、
キエフ周辺から後退したと明らかにした。
北西からキエフに迫っていたロシア軍部隊
はいまだ市中心部から15~20キロの地点に
とどまっている。
高官は「ロシア軍は塹壕を掘るなど防御態勢
に移行し、進軍する気がないようだ」と分析。
東方からキエフ市中心部まで20キロに迫って
いた部隊は、ウクライナ軍の猛攻を受け、
約55キロにまで後退した。
これに先立ち、南部の都市ミコライウを攻撃
していたロシア軍も、ウクライナ軍の抗戦で
部隊の再配置を余儀なくされていた。
高官は「ウクライナ軍はいくつかの場所で攻勢
に転じ、ロシア軍を押し戻しているか、少なく
とも防戦に回らせている」との見方を示した。
■プーチン大統領の戦争に抗議の辞任相次ぐ
インタファクス通信によると、ロシアの
ペスコフ大統領報道官は23日、プーチン大統領
が2020年、気候変動問題などで国際機関との
協力を担当する大統領特別代表に任命していた
チュバイス大統領特別代表が辞任したと明らか
にした。
欧米メディアは、プーチン大統領の戦争に
抗議して辞任した最も高位の政権関係者と
伝えた。
チュバイスはすでにロシアを出国したという。
一方、ロシア国営テレビ「第1チャンネル」
でパリ特派員を務めていた
ジャンナ・アガラコワさん(56)が22日、
パリで記者会見し、ロシアのウクライナ侵攻
に抗議して辞職したと涙ながらに語った。
会見でアガラコワさんは
「ロシアのテレビは政府のプロパガンダに
利用されており、当局は長年にわたって
独立メディアを抑圧してきた」と指摘。
ロシア国民に「プロパガンダによって『ゾンビ
化』せず、別の情報源を探し始めてほしい」と
訴えた。
第1チャンネルを巡っては先日、編集者の
マリーナ・オフシャンニコワさんがニュース
の生放送中スタジオに乱入し、反戦を訴えて
辞職している。
【転載終了】
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待ち伏せしてのゲリラ攻撃は、大国の
正規軍にとって苦手な戦闘なのでしょう。
米軍も手こずったことでも分かります。
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