ロシア軍「プーチンの戦争」に嫌気で自暴自棄か・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ロシア軍「プーチンの戦争」に嫌気で
自暴自棄か・・・誤爆、命令違反、寝返り
相次ぎ大混乱
公開日:2022/04/01
軍事侵攻が6週目に突入し、ロシア軍が
“自暴自棄”に陥っている。
停戦交渉は1日、オンライン形式で再開
するが、即時停戦は期待できない。
最大19万人といわれるロシア兵がウクラ
イナ国境に集結させられてから約5カ月。
攻撃を続ければ続けるほど、前線の兵士は
「プーチンの戦争」にますます嫌気が差し
てくるのではないか。
◇ ◇ ◇
3月29日にトルコのイスタンブールで
行われた対面形式の交渉で、ロシア側は
「攻撃縮小」を発表したものの、
ウクライナの首都キーウなどへの攻撃は
やむ気配がない。
一方、ロシア軍の“ほころび”が次々と
指摘されている。
英国の情報機関である政府通信本部の
フレミング長官は3月31日、ロシア軍が
自軍の航空機を誤って撃墜したと公表。
ロシア兵の一部が命令に背いたり、自分
の装備を破壊したりしているという。
元陸自レンジャー隊員の井筒高雄氏が
こう指摘する。
「額面通りに受け取るのは難しいです
が、ウクライナに展開するロシア軍部隊
の司令官20人のうち7人が死亡したとの
情報を踏まえると、指揮命令系統はかな
り混乱していると思われます。最前線の
兵士は、自分たちの判断で動かず、上か
ら言われた通りに動くことを叩きこまれ
ているはず。それが徹底できないのは裏
を返せば、末端が自分たちで考えて動か
ないといけないほど、組織が壊滅的だか
らでしょう。結局、戦況の良し悪しは
最前線の兵士ならよく分かるので、自暴
自棄や『コントロール不能』に陥ってい
ても不思議ではありません」
前線だけでなく、クレムリンも迷走中
だ。
米ホワイトハウスや米国防総省によれば、
プーチン大統領は軍事侵攻での苦戦につ
いて、軍幹部から正確な情報を知らされ
ていない可能性があるという。
側近すらも近づけさせなくなった
プーチン大統領に、幹部が怯えて真実を
話せない「恐怖のドツボ」にはまってい
るようだ。
プーチン大統領すら戦況をよく分かって
いないフシがあるのに、現場の兵士の士気
が高まるはずがない。訳も分からず前線に
送られ命を落とすくらいなら、
「プーチンを相手に戦った方がまだマシ」
と思っているのではないか。
ウクライナのゼレンスキー大統領が明かし
たように、
「(ロシア兵の)遺体は埋葬さえされず、
路上に置き去りにされている」のであれば、
なおさらだ。
実際、ウクライナ軍に投降したロシア兵
の一部は、プーチン大統領に反旗を翻した。
ウクライナ国防省によると、投降した
ロシア兵100人以上が「自由ロシア軍団」
を結成、ウクライナのために戦うことを
志願。
チェチェン共和国のカディロフ首長率いる
私兵部隊「カディロフツィ」を相手に戦う
という。
■ウクライナは“投降の手順”を図示
ロシア軍はもはや、情報隠蔽や命令違反、
寝返りなど何でもアリ。
その隙を狙ってか、ウクライナの弁護士会
はネット上でロシア兵に“投降の方法”を
図示。
①武器を下ろす
②手を上げる
③「投降する」と叫ぶ
④投降の“合言葉”として
「ミリオン(100万)」と叫ぶ──と説明
している。
投降した兵士にはカネを与え、家族などへ
安否確認の電話をさせるという。
「ちゃんと捕虜として扱われることが
前提ですが、投降の“誘い水”にはなります。
とはいえ、なるべく捕虜にはなりたくない
でしょうから、軍服を脱いで民間人に紛れ
る兵士もいるでしょう」(井筒高雄氏)
投降したロシア兵の中には1万ドル
(約124万円)とウクライナの市民権を
申請する権利を与えられた者もいる。
これから先、「プーチン戦争」に付き合い
きれない兵士が続出することになるのか。
【転載終了】
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兎に角、早く戦争が終わることが
一番ですね。
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