萩生田経産相が突然アベノミクス批判・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■萩生田経産相が突然アベノミクス批判・・・
呆れた「おまえが言うな」変節に透ける
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公開日:2022/04/04
3日のNHK「日曜討論」に出演した
萩生田光一経産相。
原油高騰の追加対策や対ロシア経済制裁の
強化などについて語っていたが、聞き捨て
ならなかったのは番組終了間際の発言だ。
「日本経済をどう立て直すか」と問われ、
こう言ったのである。
■「イノベーションがなかった」
<過去を振り返って、イノベーションが
なかったことが日本の成長につながらな
かったという反省は分かっているわけです
から、岸田内閣の『新しい資本主義』では
市場に任せるだけじゃなく、官も一歩、共
に前に出る>
「イノベーションがなかった」
「成長につながらなかった」──。
驚いたことに、安倍元首相の最側近である
萩生田氏が、アベノミクスという愚策の
失敗を認め、暗に批判したのである。
アベノミクスは、
①大胆な金融政策
②機動的な財政政策
③民間投資を喚起する
成長戦略が3本の矢だった。
しかし結局、「異次元緩和」という1本目
の矢に頼っただけ。
円安誘導で輸出企業の利益拡大と株高を
演出したが、企業は円安にあぐらをかき、
成長につながる技術開発や投資という
イノベーションが進まなかった。
だが、「おまえが言うか」と突っ込みた
くなる。
萩生田氏は第2次安倍政権の7年8カ月、
自民党総裁特別補佐(筆頭副幹事長)→
官房副長官→自民党幹事長代行→文科相と、
常に要職に就き、安倍元首相をそばで支え、
時に代弁者となってきた。
安倍元首相と“一心同体”だったと言って
いいほどだ。
2014年の総選挙時には、筆頭副幹事長と
して在京テレビキー局の選挙報道に“圧力文書”
で介入。
「全然アベノミクスは感じていない」という
街頭インタビューに安倍元首相が激怒した
ことに対応したものだった。
“アベ友案件”だった加計学園の
「国家戦略特区」やコロナ禍で雲行きが怪し
くなっているカジノを「成長戦略の柱」だと
して推進してきた安倍政権のド真ん中にいた
くせに、「イノベーションがなかった」とは
どの口が言う、ではないか。
「言わざるを得なくなってきた、という
ことですよ。円安による物価高で国民の厳し
い目がアベノミクスに向けられている。火の
粉をかぶる前に安倍氏と距離を置き、岸田
政権で得点をあげようとしているんじゃない
ですか」(政治評論家・本澤二郎氏)
ちゃっかり「心は岸田派」に転向か。
【転載終了】
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生き馬の目を抜く世界ですから、
”昨日の敵は今日の友”です。
いつ裏切られるかわからにです
よ。
まあ、政治家の言葉は信じない
ことですね。
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