廃墟のレニングラードで生まれた男は・・・
ウラジーミル・プーチンとは何者か
【転載開始】
■廃墟のレニングラードで生まれた男は
なぜ自らジェノサイドに手を染めたのか
公開日:2022/04/12
「市民60万人以上が死亡」──。
われわれは未来の新聞を読んでいるのでは
ない。
これは第2次大戦中に史上最悪の地上戦が
展開された独ソ戦で、ナチス・ドイツに
900日近く包囲されたレニングラードの
民間人の犠牲者数だ。
大半は餓死ともいわれ、ジェノサイド
(集団殺害)と見なされることもある。
このソ連第2の都市で戦後の1952年10月、
一人の男の子が生まれた。
ウラジーミル・ウラジーミロビッチ・
プーチン。
誕生から約70年後の2022年、
隣国ウクライナを蹂躙し、国際社会を翻弄
することになるロシア大統領だ。
ミドルネームは「ウラジーミルの子」を
意味する。
■父は独ソ戦の傷痍軍人
同名の父ウラジーミルは独ソ戦の初期に
傷痍軍人となったことで、逆に一命を取り
留めた。
母マリアは工場勤務。
プーチンは、2人の兄がいたものの戦前・
戦中に亡くなっている。
父母が40歳を過ぎてもうけた三男で、
ある意味「一人っ子」として育った。
両親が過酷なレニングラード包囲戦を生き
延びなければ、彼はこの世に生まれていな
い。
レニングラードは文字通り、革命家
レーニンの「グラード」(ロシア語で都市)。
帝政ロシア時代とソ連崩壊後は
サンクトペテルブルクと呼ばれている。
新型コロナウイルス禍前は、華々しい
「帝都」として欧州や日本の観光客を引き
付けた。
ペテルブルクっ子はやや控えめな気質なが
ら、首都モスクワっ子とは毛色が違う。
大国ロシアのかつての中心、そして包囲戦
で犠牲と廃虚を経験してから復興したという
プライドがあるのだろう。
ちなみにプーチン本人いわく、父方の
祖父スピリドンはモスクワ郊外で、
レーニンや独裁者スターリンの料理人を務め
た。
■繰り返す歴史
プーチンが「ウクライナという国はなかっ
た」と言い放ち、2月24日に開始した隣国へ
の侵攻。
おびただしい数の難民・国内避難民や犠牲者
を生み、ロシア軍の若き徴集兵も戦火に
散っている。
欧米が参戦せずともゼレンスキー政権を軍事
支援する中、「第3次世界大戦」という言葉
も現実味を帯びた。
死者の9割が銃殺によるという首都キーウ
近郊ブチャでの「戦争犯罪」が取り沙汰され
る一方、南東部マリウポリでは、かつての
ヒトラーに代わり、プーチン政権が激しい
包囲戦を仕掛けた。
ロシア軍がこの港湾都市を占領してしまえば、
犠牲者数は闇の中だ。
ウクライナ人は「移動式の火葬場」で消され
ることにおびえる。
なぜ歴史は繰り返してしまうのか。
【転載終了】
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プーチンは思想家なのでしょうね。
当然、ヒトラーも思想家です。
経験からの哲学を持っているので
なく、元々思想だけで生きている人間
なのでしょうね。
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