【キーウ発】たとえ戦争広告代理店があったとしても

田中龍作ジャーナル


【転載開始】


■【キーウ発】

 たとえ戦争広告代理店があったとしても

 2022年4月25日


世界のメディアが現場で見ている。

フェイクがあれば簡単に見抜かれる。

=3月14日、キーウ市内 撮影:田中龍作=


 開戦から59日目、4月25日。


 ごく一部を除けば報道の自由を保障され

た国から訪れた数百人のジャーナリストが、

ウクライナで取材活動を展開している。


 開戦前から現地入りしていたジャーナリ

ストは、ツアーやメディアセンターの世話

にならない。

ちなみに私はツアーに参加したこともない。

メディアセンターがどこにあるのかも知ら

ない。


 遅くに到着しても気骨のあるジャーナリ

ストはツアーのお世話にはならない。


 数えきれないほどの街や村を回った。

各国の記者も同じだろう。

略奪と殺戮と破壊はロシア軍の3点セット

だった。


 住民から虐殺や略奪の話を聞いた時は

「どこからそれを見ましたか?」と確認

する。

話が不自然でなく科学的であれば、証言

は真実であるとみてよい。

各国の記者も住民の証言を集めている。

合計すれば証言の数は1万件を超えるだろ

う。

1万件超が口裏を合わせるのは不可能であ

る。


 どこの国の記者に聞いても殺戮と略奪と

破壊はロシア軍の3点セットだ、という

はずだ。


開戦前、反ゼレンスキーデモで掲げられた

プラカード。DICKTATORは独裁者と男性器

(大統領はコメディアン時代、裸踊りで人気

を博した)をかけたシャレだ。

=1月19日、大統領府前 撮影:田中龍作=


 湾岸戦争(1991年)やコソボ紛争

(1990年代)の頃と決定的に違うのは、

SNSの普及である。

デッチあげは「ウソだ」とすぐに告発さ

れる。


 もう一つ決定的に違うのは、ウクライナ

では言論の自由が保障されていることだ。

ゼレンスキー大統領をクソミソにこき下ろ

しても許される。(写真参照)


 戦争広告代理店による捏造があったり

したら、住民がSNSで告発するだろう。

それが今のところない。


 戦争広告代理店の影響を受けることのな

いフリーランスもウクライナから発信して

いる。不肖田中もその一人だ。


 フリーランスがフェイクニュースを書け

ば、読者に愛想を尽かされ明日から飯が

食えなくなる。


 「ネオナチ説」「自作自演説」を唱える

言論人に共通するのは、虐殺の現場に一歩

も足を踏み入れず、住民の話をひと言も

聞いていないことだ。


 現場で取材を続けるジャーナリストの口

から「ネオナチ説」「自作自演説」が出て

くるのを一度も聞いたことがない。


 戦争広告代理店の有無に関係なく、

真実は真実として表に出てくる。


ウクライナ軍によって激戦地から救出された

住民。陰謀論者が唱えるような自作自演で

あれば、住民はこんなに安らいだ表情では

ないはずだ。

=3月11日、イルピン 撮影:田中龍作=


【転載終了】

*********************


 反ゼレンスキーデモは、親ロシア系

住民では?


 ロシア国内でも異変が起きているよ

うです。

プーチン派であるはずの複数のオリガ

リヒが家族とともに謎の死を遂げてい

る様です。

一家心中と判断されている様ですが、

資産凍結されていない富豪のようです。

心中など考えられない不自然な状況な

のも事実のようです。


0コメント

  • 1000 / 1000