北朝鮮のミサイル・・・政府、事前入手した発射情報を通知せず!?
Business Journal
【転載開始】
■北朝鮮のミサイル、航空機と衝突の可能性・・・
政府、事前入手した発射情報を通知せず
今年、北朝鮮から日本周辺に飛んできた
ミサイルは例年より多かった。
北朝鮮が今年行ったミサイル発射実験は
計16回で、発射されたミサイルの数は、
2月12日の中距離弾道ミサイル「北極星2型」から
11月29日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15型」
まで合計21発。
うち3発は短距離ミサイル、4発が地対艦ミサイルで、
残り14発はすべて弾道ミサイルだった。
高高度のロフテッド軌道で発射された弾道ミサイル
は7発で、すべて日本海に落下した。
一方、8月29日と9月15日に通常軌道で発射された
2発は、日本列島の津軽海峡上空を飛び越え、
襟裳岬東沖の太平洋上に落下した。
そんななか、11月29日にロフテッド軌道で発射された
「火星15型」は最新型のICBMで、民間旅客機4機の
乗員らが当該ミサイルとみられる飛翔体を目撃して
いたことがニュースとなり、今後ミサイルが旅客機に
衝突する事故が起きる可能性を懸念する声も多い。
そこで、元日本航空(JAL)パイロットで航空評論家の
杉江弘氏に話を聞いた。
<中略>
■国の怠慢
北朝鮮は以前はミサイル発射を事前通告したが、
最近は事前通告なしに発射している。
そうなると、やはり政府筋から情報を得るしかないが、
杉江氏はこう不満の声を上げる。
「政府は米国などからの情報で数日前からミサイル
発射の可能性を知り、安倍首相は実際に発射された
日の前日から首相官邸に泊まりこんでいると報道され
ている。それが事実なら、情報を入手した段階で航空
会社に教えないというのはとんでもないことです。発射
すれば7分でミサイルが到達するわけですから、なんの
対応もできません。我々は飛行ルートを変えることしか
できない。発射した時点では情報が入りますが、その
時点で知らされても、ルート変更は間に合わないのです。
航空会社に事前に知らせて、予定通り飛ぶか、リルート
するかのオプションを航空会社に与えるべきです。
通常軌道、ロフテッド軌道、どちらの方法でも、事前に
情報がわかれば対処できる。政府は前もって情報を
掴んでいながら、その情報をまったく航空会社に知らせ
ないのですからひどい話です。日本から行く場合は
数時間前ならルート変更できますが、アメリカから来る
場合は十数時間前にわからなければルートの変更は
できません。政府と国土交通省がどこまで話をしている
のか。おそらく、この件に関しては危機感を持って話し
合っていないでしょう。ミサイルを避けて国民の命を守る
対策をしているとはとても思えない。万一、部品が直撃
して大事故が起きても、官邸は直前までわからなかった
と言うでしょう」
北朝鮮は11月29日に発射した「火星15型」を
「米本土を攻撃できる超大型核弾頭の搭載が可能。
国家核戦力が完成した」と宣言。
しかし、マティス米国防長官は大気圏再突入技術は
まだ完成していないとして、「米国にとって今すぐには
脅威とならない」と分析する。
完成までにまだ時間がかかるとすれば、北朝鮮は
あと数回はミサイル発射実験を行う可能性が高い。
22発目はいつ飛んでくるのか。年内にもう1発は
あるのか。
そんなクリスマスプレゼントだけは願い下げだ。
(文=兜森衛)
【転載終了】
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安倍首相がミサイル発射の前日には
官邸に入っているという情報は以前から
ありましたね。
文章だけ見れば、官邸(米国)は事故を
切っ掛けにしたいような印象を受けますね。
でも、「安倍首相ならやりかねないな」と
いうように思えてしまうのが怖い。
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