戦時徴用のためロシアは社会主義に逆戻り?

News Weak


【転載開始】


■戦時徴用のためロシアは社会主義

 に逆戻り?

 Russian State TV Analyst Urges

 'Military Socialism' Amid Ukraine

 Invasion

 2022年5月9日


 <市場経済のままではウクライナ侵攻の

継続は困難と、土地や工場などすべての

「戦略物資」を政府の管理下におく「軍事

社会主義」に移行すべきと、国営放送で

専門家が提言>


 ロシアの軍事アナリスト、

コンスタンチン・シブコフは5月7日、

ロシアの現在の体制はウクライナへの軍事

侵攻を支えるには不十分だと論じ、

「軍事社会主義」とでもいうべき新制度に

移行すべきだと国営放送で主張した。


 「現在の市場経済体制は、現在のような

状況下で軍隊と国全体のニーズを満たすには

不適当である。われわれは別の体制に移行す

る必要がある。私はそれを仮に『軍事社会

主義』と呼ぶ」と、シブコフは視聴率が高い

ロシア国営放送で語った。

「土地、工場、その他すべての戦略的資源は

例外なく、政府の管理下に置き、中央が管理

する計画に従って開発されなければならない」


 シブコフはまた、戦争中にロシア軍が使用

する砲弾やミサイルを「生産する必要がある」

と指摘。

「早急に、産業を戦時体制に組み込まなけれ

ばならない」と述べた。


 シブコフの発言の動画は、ロシアのメディア

を専門とする米ニュースサイト

「デイリービースト」のコラムニスト、

ジュリア・デービスがツイッターに投稿した。

7日の夕方時点で再生回数は25万回近くに達し

ている。


 デービスは動画をこう紹介している。

「ロシアの国営テレビでは、ロシアの現在の

経済体制は軍隊のニーズを満たすのに適して

いないという軍事専門家による懸念が紹介さ

れている。ある軍事専門家は、政府がすべて

を管理する『軍事社会主義』と『戦時経済』

への移行が急務だと唱えている」


■大規模動員への布石?


 シブコフの発言は、ロシアがウクライナ

侵攻に何億ドルも費やしていることを受け

てのもの。

本誌に提供されたある分析によると、

ロシアが軍事攻勢を維持するためのコストは、

1日あたり約9億ドルに及ぶ。


 軍事ニュースに特化した米メディア

「SOFREP」の編集長ショーン・スプーンツ

によれば、これには武器や破損した装備の

修理、兵士への給与といった費用が含まれる。


 「軍事社会主義」を求めるシブコフの発言

が放映されたのは、5月9日の戦勝記念日

(ナチスドイツに対する勝利を祝うロシアの

恒例行事)の2日前のこと。記念日当日には、

ウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ

侵攻を「特別軍事作戦」から戦争に格上げ

し、大規模な兵力動員を発表するのではない

か、との憶測も流れている。


 ロシアはウクライナに対する公式の宣戦

布告を否定しているが、ロシア政府が

「戦時動員の専門家」を募集していたのは

本誌も報じた通りだ。


 モスクワにある経済政策研究所の研究員

セルゲイ・ジャボロンコフは7日、

米系ラジオ局自由欧州放送で、プーチンが

大規模な動員を発表すれば、ロシア国民の

支持を失うことになりかねない

と述べた。


 「ロシア国内におけるウクライナ侵攻へ

の熱意は急激に低下するだろう」と、

ジャボロンコフは語った。

「戦争が面白いコンピュータゲームのような

ものであるうちはいいが、多くのロシア人が

直接影響を受けるとなれば、話は別だ」


【転載終了】

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 富豪であり、エリツィン政権下で民営化

を進めたアナトリ―・チュバイス氏がロシア

を脱出したのは、資産を守るためもあるので

しょうが、ロシアの崩壊を予見した行動でも

あるのでしょう。


 IT頭脳者を始め300万人もロシアから脱出

しているのは、社会主義回帰を予見している

のかもしれないですね。


 一人の狂人が、国を崩壊させてしまう事に

なりかねない危機感でしょう。

ウクライナ侵攻がもたらすロシアの不幸の

始まりなのかも知れないですね。


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