ロシアの知事5人が異例の同日辞任!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■ロシアの知事5人が異例の同日辞任!

 「プーチン降ろし」地方から伝播、

 ソ連崩壊と酷似してきた

 公開日:2022/05/12


 地方から“プーチン降ろし”が広がるのかー。

ロシアのニュース専門放送局「RT」

(旧称ロシア・トゥデイ)は10日、

ロシア国内の5人の知事が一斉に辞任したと

報じた。

9日の対独戦勝記念日にプーチン大統領が

ウクライナ侵攻の正当性を熱弁した翌日の

ことだ。地方で何が起きているのか。


  ◇  ◇  ◇


 ロシアでは今年9月11日に地方選挙が予定

されている。

RTによると、

トムスク州のセルゲイ・ジバチキン知事と

サラトフ州のバラレイ・ラダエフ知事は

2期目。

2021年の法改正で3期目も可能となったが、

次の選挙への不出馬を表明した。

キーロフ州のイゴール・バシェリエフ知事は

連邦政府で働くため、知事職を退く。

退任する

リャザン州のニコライ・リュビモフ知事と

マリ・エル共和国の

アレクサンドル・エフスティフェフ知事は

辞任理由を公表していない。


 RTは6つの言語でニュースやドキュメン

タリーを提供する国際放送局。

ロシア連邦政府の予算に依存する実質的な

国営放送だ。

ウクライナ侵攻後も、政権のプロパガンダの

片棒を担いできた。

知事の一斉辞任がロシアメディアの関心を

呼んだとしつつ、こう報じている。


 〈ロシアの政治技術センターの副所長は

「目新しいことではない。支持率が低下し

た場合、知事が選挙前に辞任することは

これまでもあった。1人の知事が辞任しても、

(人々は)注目してこなかったではないか」

とインタファクス通信に語った〉


■ソ連は地方から独立運動が広がり崩壊に

 つながった


 筑波学院大教授の中村逸郎氏(ロシア政治)

がこう言う。

「同じ日に知事が5人も辞任するのは異例

です。平静を装おうとするRTの報道も政権

側の動揺を示しています。戦費が膨らみ、

連邦政府は地方にお金を回せなくなってい

ます。また、対ロ経済制裁が強化され、

地方の財政がますます苦しくなるのは目に

見えている。辞任の理由はいろいろつけら

れますが、この先、知事として務めるのは

難しいと判断したのでしょう。間接的です

が、ウクライナ侵攻への抗議の辞任という

意味も持っています」


 戦争が長引き、地方は疲弊。

停戦が全く見えない中、知事を務めるのは、

火中の栗を拾うようなものだ。

この先、地方の不満が爆発すれば、

プーチン政権の崩壊につながる可能性があ

る。


 「さらに2人の知事も辞任する意向で

プーチン政権は必死で思いとどまるよう

説得しています。ソ連崩壊時と酷似して

きました。ソ連は地方から独立運動が広が

り、崩壊につながりました。地方の首長の

中で反プーチンの動きが盛り上がり、モス

クワ市長が反旗を翻す事態になればプーチ

ン政権は持たないと思われます」

(中村逸郎氏)


 ソ連崩壊の再現はあるのか。


【転載終了】

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 プーチンは歴史に拘っているのかも

知れませんが、歴史では食べていけま

せん。


 地方は、経済制裁と人材流出が国の

崩壊につながる危機と感じているので

しょう。

これ以上プーチンに任せておけないと

いう意思表示でしょうか?


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