揺らぐ専守防衛・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】

■揺らぐ専守防衛 安倍政権が“敵基地攻撃兵器”の導入画策

  2018年1月6日


 安倍政権がドサクサに紛れて「専守防衛」から

さらに大きく踏み出そうとしている。


 防衛省は敵基地と敵艦を攻撃できる

長距離巡航ミサイル「JSM」の取得費用を

2018年度予算に計上する。

それすら「専守防衛を逸脱しかねない」と

野党から批判されているのに、今度は

電磁波で敵の防空網や指揮通信システムを

無力化する「電子攻撃機」を導入する検討に

入ったという。

日経新聞(1日付)によると、米ボーイング社の

「EA18G」などが候補に挙がっているらしい。


 「EA18Gは通称“グラウラー”と呼ばれる

電子戦機です。“無力化”といえば聞こえは

いいかもしれませんが、大量の妨害電波と

ミサイルによって敵基地のレーダーを“破壊”

する装備を備えています。陸上で展開する

こともありますが、本来は空母に載せるため

の機体で、敵の弾道ミサイル基地を破壊する

ために“目つぶし”みたいな役割を担います。

保有すれば北朝鮮のミサイル基地を公海上

から攻撃することが可能になります。本格運用

するとなれば、『20機近いグラウラーが必要』

と政府は主張すると思います」

(軍事ジャーナリストの世良光弘氏)


 現在、防衛省はF15に「電子防御装置」を

搭載して運用しているが、新たにグラウラーを

購入すると、20機で1500億円以上の予算が

必要になりそうだ。


■空母改修案を含めた一連の報道は「ワンパッケージ」

 それにしても姑息なのは、なし崩しで専守防衛

の線引きをあいまいにしようとする安倍政権の

やり方だ。

昨年末、ヘリ搭載護衛艦「いずも」を戦闘機を

搭載できる「空母」に改修する構想が突然浮上。

かと思ったら、短距離の滑走で離陸し、垂直着陸

ができるステルス戦闘機「F35B」の導入案が

持ち上がった。

防衛省はすでに1機当たり約150億円の「F35A」の

調達方針を固めているが、空母搭載用の「F35B」は、

陸上で展開する「F35A」とは別物だ。


 「巡航ミサイルとF35B、電子戦機グラウラーは

いずれも敵基地攻撃に応用できる装備品です。

空母改修案を含めた一連の報道は『ワンパッケージ』

の政策といえます。情報が小出しにされるので、国民

には非常に分かりにくいと思います。しかし、今まで

流れた情報が事実とすれば、専守防衛の原則が

大転換を迎えます。本来、政府は安保法制のように

国会に諮って議論すべき重大事です」(世良光弘氏)


 小野寺防衛相は「F35Bの導入や、護衛艦の改修に

向けた具体的な検討は現在、行っていない」とシラを

切っている。

ドサクサに紛れてこっそり予算計上しようとしている

としたら、許されない話だ。


【転載終了】

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 忠実にアメリカからの命令に従ってますね。


 安倍首相の役目は、アメリカから大量の

武器を購入することです。

ネットで“安倍ポチや忠犬安倍公”とまで

揶揄されている所以ですが、安倍氏が

二度目の首相になった大きな理由です。


 またロシア訪問の予定があるようですが、

またお金をむしり取られなければいいのですが・・・


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