1年3カ月ぶり1ドル106円台 円高関連銘柄でピンチを好機に・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■1年3カ月ぶり1ドル106円台 円高関連銘柄でピンチを好機に
2018年2月16日
“円高地獄”が始まった。
14日の東京外国為替市場の円相場は、
約1年3カ月ぶりに一時1ドル=106円台
まで円高が進み、株価も3営業日続落。
一時は、節目の2万1000円を割り込んだ。
今後も円高傾向が続き、大企業の決算発表も
“下方修正ラッシュ”となる可能性が高い。
多くの企業は、想定為替レートを1ドル=109円
としている。
日銀の全国企業短期経済観測調査
(2017年12月調査)では大企業・製造業の
17年度下期の想定為替レートは1ドル=109円66銭。
既に危機的水準を突破した状態だ。
さらに、1ドル=105円まで円高が進むと輸出企業は
壊滅的打撃を受ける。
「慎重なスタンスを取る企業は、最悪のケースを考え、
想定為替レートを『105円』に置いています。事実、
トヨタグループ主要8社や日本特殊陶業は想定為替
レートを105円にしていました。日本企業にとって、
この105円が生命線です。円高は急ピッチで進んで
いる。あっという間に105円を突破する可能性もあり
ます」(市場関係者)
■輸入関連に妙味
14日は、輸出関連や金融株の値下がりが顕著で、
東証1部の77%の銘柄が下落した。
この先、どんな銘柄を狙えばいいのか。
「円高関連」銘柄をピックアップした。
マネー評論家の新田ヒカル氏はこう言う。
「円高は、仕入れコストが低くなる輸入関連企業に
とって有利に働きます。海外で製品をつくる家具大手
『ニトリ』が代表的です。また、円高によって消費者の
海外旅行志向が高まれば、旅行大手の『エイチ・アイ・
エス』もチャンスです」
SBI証券客員マーケットアナリストの藤本誠之氏は、
為替リスクをモノともしない内需関連に注目する。
「1つ目は、スプリンクラーなどの消防機器を手掛ける
『ポエック』です。一般のスプリンクラーは災害時、停電
すると作動しませんが、同社のスプリンクラーはタンク内
の水を窒素ガスの圧力で噴出させる構造になっており、
止まる心配がない。2つ目は、300以上のタレントの
ファンサイト運営を手掛ける『SKIYAKI』です。両社とも
斬新なビジネスモデルに期待が持てます」
他にも、コーヒー豆の輸入コスト低下が予想される
「コメダHD」や「銀座ルノアール」なども好機。
“一獲千金”もあり得るか。
【転載終了】
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105円がボーダーラインということでしょうかね。
結局は、アメリカ次第でしょう。
ドル高を望むのか?ドル安を望むのか?
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